終戦より3年後、中等学校、高等学校の社会科の教材として文部省より発刊された一冊。もう、序文から熱すぎますw
上田薫氏の名著『社会科の理論と方法』は1952年初版(岩崎書店)1955年新版(黎明書房)1961年増補版(黎明書房)という増補改訂を繰り返しています。似たような名前の書やよくありそうな書名なので、検索してもなかなかヒットしないかもしれま…
嶋野道弘(1996) は、「発問の真義は一見遠回りに見える方法をとりながら、子供に思考の場や正しく判断する機会を与え、自発的態度を育てようとするところにある」と述べます。子どもの自発的態度を育てるというところに重点を置いていました。 また、嶋野…
■戦後社会科と問題解決学習 「今後の教育、特に社会科は、民主主義社会の建設にふさわしい社会人を育て上げようとするつもりであるから、教師はわが国の伝統や国民生活の特質をよくわきまえていると同時に、民主主義社会とはいかなるものであるかということ…
丁寧に、「敬意」をもって子どもとかかわりたい。
子どもとの出会いはゆとりをもって。 「与える」よりも「受け」を愉しむ。 「やりとり」を愉しむ。 そのために ・やるべきこと ・やりたいこと を厳選し、休み時間のようなフリーの時間を多くとること。 よくふれあいよく様子を見る。 新たな「子どもの世界…
人間は、超越の世界に触れつつ、技術の世界に住むものである。人間の世界を、このようにとらえると、子どもをおとなに(人間に)する行為である教育の目的は、 (1) その社会に既にある技術(アート)を子どもに教え学びとらせること、(2) 子どもの中に…
5年生の授業開きの一例をシンプルに示します。 ●準備物・地図帳●ねらい 国旗のデザインには宗教や歴史、願いや理念などが表されていることを理解できます。対象に興味をもたせ、さらに調べてみようという意識を授業開きからもたせることができます。 ●展開 …
突然ですが、、、放課後社会科倶楽部も復活させます。明日(4/7)の放課後にやりますw子どもとの出会い前ということで、「授業開き」についての10の原則について提案します。よろしければ遊びに来てください。
東井義雄(1957)は、子どもたちの「生活を耕す」には、 「子ども一人一人の内面的な生命活動に喰いいって行かねば、どうにもすることのできない問題だからである。」 と述べます。 また、 「子どもの一人一人が、まず、自分の内面的な意識活動や、それに関…
1960年代ごろから「ゆさぶり」発問が取り上げられるようになり、ゆさぶり発問というテーマで国語、算数、社会、理科の4教科で発問研究がまとめられました。「ゆさぶり」発問は、機械的に扱うものではなく、授業観や指導技術観、子ども観など、「観」の問題…
6/16の講座は、発問づくりや学習問題づくりの基礎基本から、問いの分類と組織化 、見方・考え方を働かせる発問のつくり方 、子どもの側からの問い等、発問や問いが生まれる発想から具体的方法まで網羅しようと考えています。 先日の講座の新年度はじめ講座の…
大切なのは、「形」ではなく「観」。
1年間お世話になります。以下のような形で進めますので、気になる回がありましたらぜひご参加ください^_^全体として、子どもたちの学びを中心に置き、教師がいかにしてその学びを支援・促進するかを段階的に考えられるようにしています。 つまり、社会科特…
★明日の20時が申し込み締め切りです。 1年間、豊かな社会科授業をするために、何が大切なのかを「ゴールイメージ」と「授業開き10の原則」をもとに「具体」で話します^_^ お土産もしっかり用意します。 とりあえず ・社会科授業づくりで大切なこと ・社会…
「クリップボード管理アプリ」コピーした内容を複数、長期で保存でき、その内容をいつでも呼び出すことができます。お金かかりますが、僕にとっては必須のアプリとなっています^_^
授業技術シリーズものの「社会科」のページに書かせていただきました。社会科は、局面に特化した指導法というよりも、「社会科のこの学年のこの単元で何を教えるのか」に焦点をあてて執筆しました。その単元で何を押さえるべきかが明確でないため、多くの方…
本日よりAmazonでも販売開始です。 素敵な仲間たちと書かせていただきました。 手にとっていただけると幸いです^_^ よろしくお願いいたします。 子どもの主体性を育む言葉がけの作法 作者:宗實 直樹 明治図書出版 Amazon www.meijitosho.co.jp 以下、目次。 …
教材としての具体的な人の生きざまと、現実としての子どもの具体的な生きざまがぶつかって抵抗となり、その抵抗を通じて子どもの生き方が揺さぶられながら形づくられていくものと考えます。社会科が、人間の生きざまの追究を主たる問題とする教科ではないし…
こちら、明日です! ぜひ島根で、少人数のディープな学びを^_^ ※まだ受付OKです。当日参加でもOKです^_^ yohhoi.hatenablog.com
1週間後です。 大村龍太郎さんをゲストにお招きしてのオンライン模擬授業をさせていただきます。 といいますのも、先日実際にうちの教室で大村さんに参観していただきました。 その授業内容を模擬授業いたします。 それも含めてご指摘、ご意見いただくという…
「教科書にならなかった教科書」とは、1956年11月から1959年秋までの約3年間に渡って梅根悟と上田薫らによって編纂されたものです。文部省の検定に合格しなかったにもかかわらず、教育の方法と目的について貴重な洞察を提供するものでした。 この教科書は、…
教えがいよりも学びがい。
個別学習でも、 グループ学習でも、 自由進度でも、 応答型一斉授業でも、 講義一斉型授業でも、 何でもその質が高くて子どもに有意味であれば、それでいいんですよね。 逆に言えば、どんな形式でも質が担保されないものは、やっても子どもにとってあまり意…
1週間後、島根です!広山さんにお世話になります。ちょっと道徳よりな社会科の話もしながら広山さんや参加者の方々のご意見いただこうとも考えています。ぼくは広山さんの子ども観や学習観、指導観がどのように成立されてきたのかにとっても興味があり、そこ…