社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

185 西粟倉村「旧影石小学校」森のうなぎ

サークルの仲間と西粟倉村へ。

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面積の約95%が山林の自然豊かな素敵な場所です。

 

目的地は「旧影石小学校」。

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実は、ここではウナギを養殖しています。 

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「なんで森の中でウナギやねん!?」

て、思いますよね? 

「なぜ森の中でウナギなのか?」

 一言でいえば「循環」です。林業水産業をつなげて「循環」させていくことなのです。 

 ウナギは水中の食物連鎖では頂点にいます。

つまり、多くのうなぎが生息する川は、えさがたくさんある豊かな川だといえます。

川を豊かにするためには森を豊かにする必要があります。

しっかり間伐をし、森を健全な状態にすることで、養分を含む良質な水が生まれます。

水の中の生き物も増えます。

つながっていきます。

 

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林業で大量に出る木くずを燃料にします。

うなぎの循環水は、ビニルハウスの畑に用いて野菜の栽培に活用。

つまり、まったく無駄がありません。

 

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水温は20~30度。

うなぎを育てる水温をキープするための燃料に、捨てられている木くずを活用できると考えたことが、うなぎの養殖に取り組むきっかけとなったそうです。

そのアイデアが、林業水産業をつなげる取り組みのきっかけとなったのですね!

 

ちなみにこれが「森のウナギ」。

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使った割り箸もウナギ養殖ボイラーの燃料となるのですね。

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「持続可能な産業」

素敵です。

必ず教材化しようと思います(^_^)

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帰りは「元湯」へ。

居心地よし。

いい湯でした(^_^)

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