社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

241 【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)

※fb記事より

【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)
京都国立近代美術館にて。

f:id:yohhoi:20191130213550j:plain

日本人として世界に生きた画家、藤田嗣治の没後50年を記念する大回顧展。
明治半ばの日本に生まれた藤田。
20代後半にパリへ渡り、30代から40代にかけてパリで華々しく活躍。
戦時には日本で作戦記録画を多数発表。
戦後の1949年、日本を離れ、翌年にはパリへ帰還。
フランス国籍を取得して欧州で生涯を終える。
従来あまり紹介されてこなかった作品も展示されている大変貴重な回顧展。

f:id:yohhoi:20191130213547j:plain

金曜日の夜は美術館へ行くチャンス。
美術館は夜がいい。
人も少なくゆっくり観られる。
すごい量の絵。
圧巻の回顧展だった。
1時間では到底時間が足りなかった。
再度訪れたいぐらい。
僕は、それぞれの絵をどこが所蔵しているのかをいつも興味深く見る。
藤田の絵は国内外実に様々な場所から貸与されている。
「なぜその場所から?」を考えることも実におもしろい。

f:id:yohhoi:20191130213541j:plain

京都国立近代美術館は、企画展の以外のコレクション展もいつも充実している。
今回は『パリに集った芸術家たち』としてマン・レイシャガールモディリアーニ等の作品も観られる。
また、『藤田と同時代人』として吉原治良小出楢重らの作品。
そして、河井寛次郎の作品はもとより、富本憲吉の作品を多く観ることができた。
本当に大満足の時間となった。
ああ、素敵。