社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

325 どのようにして素材を見つけるのか?

「どうやって教材を見つけるの?」と訊かれることがよくあります。

 

うまく表現できませんが、教材になりうるものを直感的に感じるアンテナがあります。

そのアンテナを常に張っていることがポイントです。

ただ、そんなに強力なアンテナでなくてかまいません。

ほんの少しアンテナを張ることで、普段何気なく見ているものが少違って見えてくることがあります。

何事も素材として見ることができる眼をもつような状態です。

 

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私の場合、三つのアンテナがあります。

 

一つ目は、すぐに研究授業が迫っている、というような切迫した状態で働くアンテナです。

1ヶ月後に農業関係の研究授業を行うときであれば、やたらと米や野菜の絵が目に飛び込んできます。

amazonの買い物かごに入っている書籍も農業関係ばかりになります。

 

 二つ目は、「あ、これはなんとなくいつか教材にできそう」という目で働くアンテナです。

例えば、西粟倉村、移動スーパーとくし丸、オリンピックの食材等、数年後に教材になりそうなものを意識しておきます。

ノートにメモしたり、パソコンに軽く書きとめたりしています。

ずっと温め続けていくものです。

 

 三つ目は、直感で「おもろい!」と感じたときに働くアンテナです。

教材になろうがなるまいが、自分がおもしろさを感じたものをメモしていきます。

実は、私はこれが一番大切だと思っています。

何となく世間の見え方が変わったり、少し日常生活がおもしろく感じたりします。

散歩に出かけたときも「おもろい」を発見します。

メモがないときはスマホのメモ機能で音声入力をしています。

メモをしなければ絶対に忘れます。

少なくとも私は…。

 

そういう「ワクワク感」が教材づくりにつながっているのだろうと思います。

意図的に教材を探すことも大切。

あたためておくことも大切。

偶然発見することも大切。

とにかく何かしら「ワクワク感」をもつことです。

まずは自分自身がおもしろがりたいものです。