昨日はクローズ名会で「教材」について勉強していました。
教科書についても話題になりました。
教科書には、教材と教育内容という二つのレベルの内容が記述されています。
教材とは、一時間の授業で子どもに提示する内容のことを指します。
教育内容とは、それを通して子どもに伝達したい内容を意味しています。
教科書には、この教材と教育内容の両者が記載されています。
それを踏まえた河南一氏(1991)の分類を見て「なるほど」と思います。
実際見られる社会科授業のほとんどは類型Ⅰか類型Ⅱで、社会科好きの人は類型Ⅱの授業をよく行うでしょう。
公開授業などでよく行われるのも類型Ⅱが多いですね。
類型Ⅲや類型Ⅳは、「優れた社会科授業」と評されてきた授業ですが、今はほぼ見られない気がします。
特に類型Ⅳは。
独特な授業である類型Ⅲや類型Ⅳの授業を開発したいと思うと共に、今本当に研究を進めていかなければいけないのは類型Ⅰだと個人的に感じています。
類型Ⅰで深い学びを生み出す手立てを考え、教科書を使って持続可能な授業を目指したいからです。