社会のタネ

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620 「学級開き」について

PC内を見ていたら、「学級開き」について書いている過去の記事が見つかりました。

以前は「学級開きに何をしようかな?」とずっと考えていました。

でも今は、特別な演出は何もしません。

とにかく手順を踏んで、丁寧に、丁寧に、、、、。

いつになく丁寧に、一つ一つ明示しながら子どもと対話する。

そのための準備をする。

ただそれだけ。

あとは枝葉です。

 

「学級開きについて」2017.3.31

 毎年3月末になると「学級開き」関係の書籍をあさったりしていた。

どんな方法でやろうかな、どんなネタで入ろうかな…と。

 しかし、何をやるかが大切ではないことに気がついた。

 何のための「学級開き」なのかを考えなければいけない。

 それは、子どもたちに「安心」を与えることだ。

黄金の3日間とか言われるが、子どもたちは期待でドキドキしてはいるだろうが、期待と裏腹に「不安」で仕方がない子もいるだろう。

だからその「不安」を「安心」に変えることが一番だ。

安心を与えてくれた者には子どもたちは心を開きやすい。

学級開きでそうすることの意味は大きい。

そこから教師に対する「信頼」も生まれる。

 

 そこを大切にしておけば、後の「何をするか」はそれぞれの教師のキャラクターや特性に合わせて考えればいい。

楽しいゲームでコミュニケーションを図るのであればそれでいい。

ユニークな自己紹介で自己開示し、子どもたちを安心させるのであればそれでいい。

はっきりとルールや決まり事を敷くことで安心させるのであればそれでいい。

 もちろん目の前の子どもたちの実態に合わせると言うことが大切だろう。

 そのために様々な方法をもちつつ、様子をみて方法を考える余裕があればいい。

 

 学級開きは、子どもに「安心感」を与え、「信頼」を獲得するために考えるのである。