社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

965 子ども観

オープン・スクール、自由進度学習で有名な愛知県東浦町立緒川小学校。

ここで大切にしたいのは、緒川小の方法と言うよりも、子どもを能動的学習者としてみる「子ども観」です。

『個性化教育へのアプローチ』の中では、次のように記されています。

「新しい子ども観とは、子どもを学習の主体者として再確認することであり、かつ、学習の主体者としての子どもの中に、学習への意欲が本来備わっている、と考えることである。極端な言い方をすれば『教師が教えなければ子供は学ばない』とか『教師が一つひとつ指示し、注意しなければ子どもは遊んでしまう』と考えるのは、教師の身勝手な子ども観ではなかろうか。そうではなくて、子どもたちは本来学びたいと思っており、適切な学習環境さえ与えれば、喜んで学習するものであると考えたい。一斉画一授業による『詰め込み教育』に慣れてしまった教師にとって、このことは信じがたいと映るかも知れない。」

 

「子どもは有能な学び手である」という子ども観があってこそ成り立つものがあります。