『静かな子どもも大切にする: 内向的な人の最高の力を引き出す』という書籍があります。
人と会ったり話したりすることは楽しいけれど、その後は自分の時間が必要。
人とかかわる仕事をしているけど、時にはひっそり一人で過ごしたい。
一日の終わりには、仲間と集まって何かをするよりも家でゆっくりしたい。
このような「静かな人」とされる子どもも力を発揮できる環境のつくり方や、コミュニケーションの構築の仕方が紹介されています。
本書の中で紹介されている「外交的な人は閃光を放ち、内向的な人は寂光を放つ。
外交的な人は花火で、内向的な人は暖炉の灯」というソフィア・デンブリングの言葉が印象的です。
ICT端末の普及は、このような静かな子達を輝かせ、豊かにするためにもあると強く思っています。
その子の学びやすさにつながるツールだと感じています。「私は発表する子は苦手だけど、書くことは好きなので、書いて簡単に提出できることが嬉しいです」と言っていた子もいました。
「何を大切にしたいのか」という考えで授業や学習のあり方も変わってきます。「一人ひとりの子を大切にしたい」という想いを具体化するツールがICT端末なのではないでしょうか。