★明日の20時が申し込み締め切りです。
「クリップボード管理アプリ」
コピーした内容を複数、長期で保存でき、その内容をいつでも呼び出すことができます。
お金かかりますが、僕にとっては必須のアプリとなっています^_^
授業技術シリーズものの「社会科」のページに書かせていただきました。
社会科は、局面に特化した指導法というよりも、「社会科のこの学年のこの単元で何を教えるのか」に焦点をあてて執筆しました。
その単元で何を押さえるべきかが明確でないため、多くの方はそこに困っていると推測したからです。
例えば、4年生「くらしをささえる水」や「ごみはどこへ」では、「公共」という視点を子ども達にもたせること、などです。
そのポイントを押さえた授業の一場面を紹介しています。
「絶対成功する」という文言はぼくはあまり好きではないですが、少なくとも少しは社会科の各学年を俯瞰し、要所をおさえやすくなるのではないかと考えています。
執筆は、
佐野陽平さん(大阪)
眞島良太さん(釧路)
澤田康介さん(釧路)
と共に行いました。
主に、3年生を佐野さん、5年生を澤田さん、6年生を眞島さんに担当していただきました。
僕は4年生と、各学年に少しだけ書かせていただきました。
共に書かせていただいて勉強になりましたし、楽しかったです^_^
よろしければ手に取られてみてください^_^
新学期の準備にいかがでしょうか?
3年
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-477321-9
4年
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-477410-0
5年
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-477514-5
6年
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-477623-4
本日よりAmazonでも販売開始です。
素敵な仲間たちと書かせていただきました。
手にとっていただけると幸いです^_^
よろしくお願いいたします。
以下、目次。
教材としての具体的な人の生きざまと、現実としての子どもの具体的な生きざまがぶつかって抵抗となり、その抵抗を通じて子どもの生き方が揺さぶられながら形づくられていくものと考えます。
社会科が、人間の生きざまの追究を主たる問題とする教科ではないし、徳目だけで終わらせる教科ではないのはそうだけど、でもやっぱり僕の社会科実践はこのあたりが柱にもなっていると感じています。
「教科書にならなかった教科書」とは、1956年11月から1959年秋までの約3年間に渡って梅根悟と上田薫らによって編纂されたものです。文部省の検定に合格しなかったにもかかわらず、教育の方法と目的について貴重な洞察を提供するものでした。
この教科書は、問題解決学習を促進することを目的としており、子どもにヒントと資料を提供して自ら問題解決に取り組む機会を与えていました。内容は、普通の教科書(12ページ程度)に比べて詳細で、一つの単元が約26ページに及ぶ充実したものでした。これにより、子どもは内容に没入しやすく、読んでいるうちに次第に疑問が湧き、自ら探究する動機付けがされる設計になっていました。具体的な内容とエピソードが豊富に盛り込まれ、リアルに描かれた事例を通じて、子どもが自ら追究を深めるきっかけを与えていました。
また、各単元の終わりには「わたしたちの研究」という項目が設けられ、これは単なる付け足しではなく、むしろ社会科学習がそこから始まるという新しい学習の進め方を示唆していました。これは、学びを子どもの能動的な探究に基づくものと捉える教育観を反映しています。
梅根と上田の教科書観は、戦後初の文部省著作社会科教科書『土地と人間』に基づいていました。この教科書観は、教科書の内容だけで教育が完結するものではなく、単に暗記させるものでもないという考え方に立脚しています。この教科書を子どもの参考書の一つとして扱い、より広い知識と理解の基盤を築くことを望んでいました。
この「教科書にならなかった教科書」が示すのは、教育内容の深化と学習方法の革新に向けた試みです。検定に引っかかり、正式な教科書として採用されなかったとはいえ、その内容とアプローチは、現代の教育現場でも重要な示唆を与えるものです。学習者が能動的に関与し、自ら学びを深める機会を提供することの価値を、改めて考えさせられます。