問い
「おもろいもの」を探すというよりも、見つけたどんなものも「おもろい」と感じられるような感性が大切かな。ふだん見過ごしてしまうようなこと、当たり前に思えることの中にこそ、「問いの種」はひそんでいます。自分の視点やまなざし次第で、どんなものも…
(明治図書さんが紹介してくれていました) よろしければこの冬休みに^_^すぐにお役に立てる内容ばかりではないかもしれませんが、3学期からのお役に少しでもなれれば幸いです。
『発問のデザイン』がおかげさまで重版(2刷)になったと本日連絡をいただきました^_^ みなさま、本当にありがとうございます! 毎回申しておりますが、一冊の本ができあがり、読者の方に届くまでには本当に多くの方々が関わってくださっています。 編集・…
質の高い授業を行うためには、優れた教材の存在が不可欠です。しかし、その教材を十分に生かすためには、「発問」の工夫が重要です。発問は、子どもたちの思考を促し、主体的な学びを引き出すための大切な手段です。しかし、発問は単なる技術ではなく、その…
問いの連続性を意識した小さな問題解決を繰り返す単元構想のイメージ、こんな感じ?1授業をちょっとしたオープンエンドで終えることが大切かなぁ。僕は、もう一つの単元を閉じてしまうこと自体少なくなってきましたw
「問題解決学習」において、「問題」がどのように捉えられてきたかについて理解することは、その学習過程の本質や効果を正確に把握するために重要です。問題の捉え方は、学習者の主体性や学びの深さに直接的な影響を与えます。ここでは、これまでに議論され…
最近、「代理発問」に強く興味を持っています。 これは、個別学習が広がる中で、子どもたちが自ら問題を発見したり、深く追究する場面において「問いを立てる力」が十分に発揮されていないことが多く報告されているためです。子どもたちは「なぜ」と問いかけ…
拙著を扱っていただきます^_^いっぱいご批正いただき、いっぱいやりとりしたいです!色々裏話もいたしますwよろしければご参加ください。ーーーーーーーーーーーー日時▶ 9月28日(土) 20:00~21:00 場所▶Zoom内容▶ 『「発問」のデザイン 子どもの主体性…
【発問のデザイン】アマゾンさんより発送開始されました。 「発問」のデザイン 子どもの主体性を育む発想と技術 作者:宗實 直樹 明治図書出版 Amazon こちらでご予約いただいていた方にはもうお手元に届く頃かと思われます^_^ 明治図書さんでは総合7位をい…
明治図書さんの「授業全般」でジャンル別トップセラーになっていました。 ビックリ(・o・)みなさん、ありがとうございます!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします^_^■明治図書https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-239921-3■Amazonhttps://www.ama…
手元に届きました! ちょうど夏休みに入ろうかとするこの時期、明治図書さんでご予約いただいた方は、ナイスなタイミングでお届けできそうです^_^「夏の一冊」に加えていただけると幸いです。また、よろしければシェア等していただければとっても嬉しいです…
7月24日(水) 13時30分〜16時00分 夏休みの一発目はこちら。 こちらは外部参加もOKで、場所も学校外(市川町就業改善センター)に変更なったようです。 テーマは 「子どもが思考したくなる発問とは?」 をいただいています。 ■そもそも「発問」とは ■発問の…
Amazonさんでも予約が開始され、発売日が決まりました。 ■明治図書さんでのご予約→7月22日(月) ■Amazonさんでのご予約→8月2日(金) です。 明治図書さんでご予約いただいた方がはやくお届けできるようです。 よろしければ手にとっていただけると幸いです…
僕が持っている資料の中で「問い」に体系的に答えている最も古い記録は、1897年に谷本富が書いた『教育学講義速記録』だと認識しています。 「1問答の種類」「2問答の形」「3良発問に必要な条件」「4発問の心得」「5答えについて」「6教師の態度」とい…
先日の講座で扱えず、十分に説明できなかったスライド(^_^;) 「問いの醸成」とは、「この子」が自らの問題意識を生成し、それが育まれるプロセスを指す。さらに、その問題意識が他の「この子」と関わり合うことで、それぞれの「この子」独自の問題意識や、学…
テーマ〈問いづくりの発想と技術ー発問から学習問題をもとに、「問い」を子どものものにするー〉 明後日6月16日(日)10:00-11:30です。 ★明日6月15日(土) 20:00が申し込み〆切です。 よろしけばご参加ください!授業びらき講座同様、お土産も用意したいと思…
6月になりました。 社会科授業つくり講座の第1回目があります。 テーマは「問づくりの発送と技術」 ちょうど、問いや発問についてまとめ上げたところなので、そのあたりも踏まえながら準備いたします。 よろしければご参加ください。 お申し込みはこちらよ…
学習の「おもろさ」ってどこにあるんだろ? つながるおもろさ? それを発見するおもろさ?
今回の「発問」にかかわる書籍で参考にした文献は以下の通り。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー若林虎三郎, 白井毅編(1883 )『改正教授術』普及舎谷本富(1894)『実用教育学及教授法』六盟館槇山栄次(1898)「発問法に関する研究」(『教育実…
嶋野道弘(1996) は、「発問の真義は一見遠回りに見える方法をとりながら、子供に思考の場や正しく判断する機会を与え、自発的態度を育てようとするところにある」と述べます。子どもの自発的態度を育てるというところに重点を置いていました。 また、嶋野…
1960年代ごろから「ゆさぶり」発問が取り上げられるようになり、ゆさぶり発問というテーマで国語、算数、社会、理科の4教科で発問研究がまとめられました。「ゆさぶり」発問は、機械的に扱うものではなく、授業観や指導技術観、子ども観など、「観」の問題…
僕が持っている資料の中で、問いに体系的に答えている最も古い記録は、1897年に谷本富が書いた『教育学講義速記録』だと認識しています。「1問答の種類」「2問答の形」「3良発問に必要な条件」「4発問の心得」「5答えについて」「6教師の態度」という…
確実なデータに基づいて、様々な「納得の構造」について日本とアメリカを比較しながら著された良書です。 「なぜ?」と「どのように?」について、本書の第5章の歴史教育における日本とアメリカの比較の所に具体的に記されています。 「アメリカでは原因の…
大西は「発問」「指示」「説明」という3つの指導言のほか、「助言」を重要視していました。「『助言』こそ授業づくりのカギである」[1]と述べます。大西は「助言」の役割として2つ提示します。 1 解答のためのヒントをあたえる。 2 子どもの思考の方向を…
◼️発問研究の進歩 1970年代以降、日本の教育界では発問に関する研究が活発化し、特にその類型、方法論、構造に注目が集まりました。この時期の教授学の発展は発問論に大きく貢献し、発問の分類や作成方法、基本原理の点で重要な成果を生み出しました。 宮坂…
(6)戦後の日本教育◼️新教育の流行と衰退 1945年9月、第二次世界大戦が終わった直後に、文部省は「新日本建設の教育方針」を発表しました。これは、民主的で文化的な国家の構築に必要とされる教育の基本的な指針を示したものであり、戦後の教育改革のスタ…
(5)大正自由教育期の児童中心主義◼️児童中心主義 大正時代の日本は、教育における自由主義の精神が息づいており、子どもの自発性や個性を尊重する動きが教育界において顕著でした。この児童中心主義の流れは、子ども自身の内面や興味を学習の出発点とし、…
(4)新教育の影響 明治30年代は、授業の実践や理論においても、20年代とはくらべものにならないほど活発な議論が展開されました。明治以来の硬直化した教授を批判したのが、新教育の系譜でした。[1] ◼️学習者主体へ たとえば樋口勘次郎(1899 明治32年)『…
(3)明治の近代学校制度 日本の教育界に「発問」という用語が登場してくるのは、明治20年代になってからでした。学制発布から順にみていきましょう。 ◼️開発主義教授法 1872(明治5)年の学制の発布により、日本の近代学校制度がはじまりました。その頃は、…
2023年12月31日現在、グーグルスカラーにて「発問」と検索すると、約 15,400 件ヒットします。これだけ多くの研究がされ、注目度の高いワードとなっています。 そもそも、発問とはいつから使われ、いつから研究されるようになったのか、まずはその起源を辿っ…