社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

美術館・展覧会

1262 余白の芸術

とっても、よい。 やはり何事も「余白」が大切。

765 あるべき場所にあるべき姿

「企画展がなくても楽しめる美術館」であることこそが本質的。 そんな美術館へ行きたいものです。 しかし、日本には1000を超える美術館が存在します。 そのなかから著者が主観的ではあるが厳選してくれているのが本書。 行きたい美術館がゴロゴロ。 例え…

732 いちばんやさしい美術鑑賞

【美術館へ行きたくなる】 本書を読むことで、自分が今までよく作品を観られていなかったことに気づかされます。 視点の幅を豊かにする必要性を感じさせられます。 掲載されている作品は、実際に日本国内で観ようと思えば観られるものに絞ってくれています。…

645 田中一村展

これはぜひ行きたいものです。 関西で一村ワールドが堪能できるまたとない機会。 お近くの方、超オススメです。 展覧会概要 明治41(1908)年、木彫家の父のもとに生まれた田中一村(本名・孝たかし)は、幼少期より画才を発揮し、7歳の時に父から「米邨べいそん…

589 『生誕130年 河井寛次郎展―山本為三郎コレクションより』大山崎山荘美術館2021.3.6(土)

大山崎山荘美術館は僕の大好きな美術館の一つです。 この門をくぐり抜けてから美術館へ向かう道がまた好きなんです。 展覧会は、文句なしによかったです。 飴釉と鉄釉の力強い美しさ。 さりげない辰砂の美しさ。 どの作品も「THE寛次郎」です。 特に「スリッ…

574 村山槐多の衝撃

今日は村山槐多氏のご命日(1896年9月15日 - 1919年2月20日 22歳) 氏の絵は僕に大きな衝撃を与えました。 この本を手にとった瞬間、猛烈に氏の絵を観たくなりました。 2年前、行きました。 今でも衝撃的に覚えている展覧会でした。 いつも猿といっしょです…

538 奈義町現代美術館

岡山の奈義町現代美術館。 ちょうど1年ほど前に訪れました。 常設展はなんというか圧倒的な存在感でした。 空間を楽しむ感じ。 体全体で感じるアート。 アートの捉え方というものは何なのかって思います。 展示室「太陽」の中に登っていく螺旋階段を強上っ…

434 美術鑑賞実践書

アートとアート作品は違います。 本書はアート作品の鑑賞の仕方について詳しく書かれています。 そういう意味で本書は実践書と言えます。 「なぜアートが必要なのか?」 については簡単にしか述べられていません。 その点については、 『世界のエリートはな…

432 河井寛次郎の宇宙

「此世は自分を見に来たところ」 「おどろいている自分に おどろいている自分」 「見るから在る 見れば在る 美は随所にありあまる也」 「どうしてこんなに ものが美しいのだー人間万歳」 「ものは一つではない 見る人の数だけの数」 「自分がつくっている自…

400 誇り高き孤高の画家

昨日9月11日は田中一村氏のご命日。 1977年でした。 画業はもちろん、氏の人生、生き方に強く興味をもっています。 「私はバカになりたい。正気であるうちは、正気の絵しかかけません」「私の死後、五十年か百年後に私の絵を認めてくれる人が出てくればいい…

397 美術館へ行きたくなる

本書を読むことで、自分が今までよく作品を観られていなかったことに気づかされます。 視点の幅を豊かにする必要性を感じさせられます。 本書に掲載されている作品は、実際に日本国内で観ようと思えば観られるものに絞ってくれています。 また、絵画、工芸、…

350 ルーブル美術館を救った男

第4話に心揺さぶられます。 戦争が本格化した1939年からルーブル美術館の美術品はナチス軍の手に渡らぬよう 少しずつ地方へ疎開。あまりにも大きい絵画は 普通のトラックに乗せられなかったためデパートやコメディーフランセーズというフランス国立劇団…

345 図録のページをめくる時間

図録や画集は大きさもまちまちで、何より分厚く重い。 置いている場所によってはなかなか手に取りにくいもの。 ですので自分の机の真後ろに置いています。 ちょっと一息つくときにパラパラッとページをめくる。 こういう時間が簡単にとれることがよいのです…

340 『わたしはわたし』『へたも絵のうち』

『わたしはわたし』 『へたも絵のうち』 題名、いいですよね。 どちらも味わい深いです。 「下品な人は下品な絵をかきなさい。 ばかな人はばかな絵をかきなさい。 下手な人は下手な絵をかきなさい。 結局、絵などは 自分を出して 自分を生かすしかないのだと…

339 熊谷守一展

コロナによる休館が明けた後、はじめて訪れた美術館の展覧会。 結果から言うと、 「行ってよかった!」 ということです。 自然体で、ものの捉え方の豊かさに惹かれました。 熊谷氏関連の書籍を読んだり映画を観たりしてみようと思います。 伊丹市立美術館は…

333 植田正治

今日は、写真家・植田正治(1913−2000)の命日。 氏の写真はとっても好きです。 過去にも書いたけど、「家族っていいなぁ」って思います。 yohhoi.hatenablog.com

321 アート・ビギナーズ・コレクション

おすすめのシリーズです。

316 美術館へ行きたくなる

本書を読むことで、自分が今までよく作品を観られていなかったことに気づかされます。 視点の幅を豊かにする必要性を感じさせられます。 掲載されている作品は、実際に日本国内で観ようと思えば観られるものに絞ってくれています。 また、絵画、工芸、現代ア…

312 「かがみの美術館」の作品

『牛』佐藤清三郎 1911~1945 (33歳) 「新潟の銀行で下積みの仕事をしながら、生涯ひとりで絵を描いていた無名の画家です。支店長代理にまでなりましたが、終戦の年に召集され、4ヵ月後に横須賀の病院で33歳の若さで戦病死してしまいます。しかし、洲之内…

311 かがみの近代美術館

たまたま見つけた美術館。本当にたまたま。校内研修にお邪魔する学校へ行っている途中に見つけました。 18時まで開いているということで、研修が終わってからも間に合いそうだったのでちょっと寄って帰ろうかな…という感じ。運命的な出合いというものはなか…

305 ベトナムの絵

20年以上前にベトナムで購入した絵。 どなたの絵かも知らないし、どこで購入したのかも覚えていません。 でも、僕はこの絵がとっても好きです。

303 マルク・シャガール

多くの美術館が開館はじめました。 ほんまに嬉しいです。 もちろん気をつけなければいけないのは変わりませんが…。 このコロナ禍の間、人にとって「文化」というものがどれほど大切なのかを身にしみて感じました。 さて、ふと目に入った一つのポスター。 今…

253 「吉祥 2020年代の始まり」三木美術館2019.12.22(日)

73「吉祥 2020年代の始まり」三木美術館2019.12.22(日) 三木美術館。 姫路に帰ったときによく寄ります。 たった300円でいつも楽しませてもらっています。 今回は「吉祥」ということで、松竹梅をはじめ、富士山や日の出、鶴等の文様中心の展覧会。 めでたい…

249 記憶に残っている絵

原田マハの小説を読んでふと思った。自分の記憶に残っている絵は、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」。 自分が子どもの頃、ピアノがあった部屋に飾られていた。「この絵、いっぱいの点でどうやって描いたんだろう?」とか、子ども…

247 『神業ニッポン 明治のやきもの―幻の横浜焼・東京焼―』兵庫陶芸美術館2019.12.7(土)

72『神業ニッポン 明治のやきもの―幻の横浜焼・東京焼―』兵庫陶芸美術館2019.12.7(土) 幕末から明治にかけて世界へと門戸を開いた日本。 欧米で開催された万国博覧会に陶磁器や漆器などの美術工芸品を出品しました。 それらはジャポニスムと呼ばれる日本趣…

241 【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)

※fb記事より 【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)京都国立近代美術館にて。 日本人として世界に生きた画家、藤田嗣治の没後50年を記念する大回顧展。明治半ばの日本に生まれた藤田。20代後半にパリへ渡り、30代から40代にかけてパリで華々しく活躍。戦…

235 『福美コレクション展』福田美術館2019.11.2(土)

71『福美コレクション展』福田美術館2019.11.2(土) 念願の福田美術館へ。 嵐山へ行くのも実は初めてでした。 オーナーの「いつか京都への恩返しをしたい」という想いがつまった美術館。 すっごく洗練されていました。 応挙、若冲、松園など、幻のコレクショ…

233 大先輩からのメール

僕が初任の頃にお世話になった方は数知れず…。 その中でも大層かわいがってくださった大先輩。 厳しく温かくしてくださった。 めちゃくちゃしていてもあたたかいまなざしをいただいた。 僕の知らないところで多くのフォローをしてくださっていただろう。 お…

230 植田正治写真美術館

またfbが過去の出来事を教えてくれました。 これは1年前の今日。 植田正治写真記念館、素敵だったなぁ。 また行きたいです。 すっごく心が落ち着く場所でした(^_^) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【植田正治写真…

224 日本人にとって美しさとは何か?

こちらは2018.10.15のfb記事。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【美意識と自然観】「まえがき」からおもしろい。富士山のことを「彼」と呼ぶか?「彼女」と呼ぶか?そこにも日本と西洋のイメージ形成の違いが出る。 …