2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
子どもの個人名がふんだんに出てきて、「子どもは」「子どもが」と、主語の多くが「子ども」。 「子どもがする授業」 現象ではなく、そこに脈々と流れている考え方や哲学。 これからの実践の考え方の核になりそうです。 「息の長い実践」を考えよう。 それに…
「世界を変えた魔法の箱(コンテナ)」から運輸を考えます。 (1)既習の自動車専用船との比較を通して、コンテナ船の大きさに驚きをもたせます。 C 自動車専用船よりも大きいんだ! C 何を積んでいるんだろう? T コンテナという鉄やアルミでできた丈夫な…
著者の加藤賀一氏は大正七年生まれ。 本書には戦後当時の様子や教育についてエピソードを交えながら詳細に記されています。 当時、氏が何をして、何を考え、何を信じていたのか、様々な角度から読み取り感じることができます。 激動の時代を生きてきた氏の、…
本書には4本の授業記録と考察が記載されています。 その中の一つに、僕が経験した状況とまったく同じ状況の授業記録があります。 「わかる」と共感すると共に、それを著者がどう考察したのか、自分との差異を見ます。 自分にはない捉え方、子どもの見方がそ…
加藤賀一(1977)『子どもに学ぶ道』秀英出版 本書の序文は山田勉氏が書かれています。 その中に、 「読む人を意識しないで書かれた実践記録は、事実を語っている。私たちは、そこから教育のあるべき姿と、子どもの実像をつかみ出したい。そして、明日の教育…
4年前の記事です。 学生時代、古着屋さんをしたいと本気で思っていました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この夏、実家の物置を調べた。ダンボールの中からひとつのジーンズがでてきた。 色落ちしたジーンズ。 リーバイス66(通称「…
「授業分析」について考えています。 その行為は当然重松鷹泰を追うことになります。 関係の書は結構集めましたが、読めば読むほどに深く、温かい。 そして味わい深い。 しみじみとした感動が広がる感じ。 結局は「授業分析=子ども理解」。 そして、人間の…
3年前2018年8月21日の記事です。 ------------------------------------ 「太陽の塔」内部見学。 まさか内部に入れる日が来るとは思ってもいなかった。 いつも「1970年にタイムスリップさせてくれ!」と思っていた。 太陽の塔は取り壊される予定だったって?…
本書に収められているこちらの実践は、重松鷹泰氏が高く評価した実践。 実践者は宮崎富士也氏。 当時、62歳のご実践。 (帝塚山小を退職後、61歳から聖母女学院小へ再就職。66歳まで実践を続ける) 氏は、重松氏と30余年のつきあいがあり、帝塚山小…
以下は昨年の記事です。 そこから考えれば自分の実践も個別的、特殊的な内容が多くなった気がします。 それと一般的な事例、つまり具体と抽象を行き来することで子どもたちの認識を深めようとしています。 思考も常に「具体⇄抽象」を意識して…。 でもやっぱ…
ワクチン接種2回目。 いや、こんなにでるとは思っていませんでした(^_^;) 正直ここまで熱が出たのは人生初です。 ここ数年、まったく熱をださなかったので、よりしんどかったです。 とにかく色んな所が痛くてひたすら寝ていました。 ほんと1日中寝てゴロゴ…
昨年度の5月末に書いていたものです。 今読んでみてもあまり変わらないな〜と思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「『意味』のある1時間をつくっていく」 2020.5.31 文責 宗實直樹 コロナ禍によって授業進度は大きく遅れている。 それは…
ちょうど1年前、戦争について考える機会をいただいたので勉強していました。 そして書かせていただいた指導案が以下のものです。 よろしければご覧ください。 何かの参考になれば幸いです。 www.nhk.or.jp
8月によく読み返す本です。 本書は、陸軍初の特別攻撃隊「万朶隊」操縦士、佐々木友次さんの体験についての話。 佐々木さんは9回の特攻出撃をし、戦果を上げつつ生還しています。 理不尽な命令に反抗した理由は極めて現実的な思考からでした。 著者は、特…
ちょうど一年前のことですが、ほしかった本が見つかりました。 『社会科学と社会科教育』長洲一二(1963) 本書はいわゆる経済学者による本格的な社会科教育論であり、経済学からみての社会科教育のあり方を謳った書籍です。 それぞれの学問からどのように社…
学級経営についてまとめるにあたり、以下の書籍を読み返しています。 小西健二郎(1955)『学級革命』牧書店 高津勉(1961)『黒潮のはてに子らありて』鏡浦書店 中山智子・重松鷹泰(1969)『赤とんぼ学級の成長記録』黎明書房 徳永康起編(1970)『教え子…
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。」 「1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」 など、読書に対する提言がなされている。 知識を得るための読書は必要。 しかし、思考を促すための読書が必要である。 読…
本書には、ドキリとするような言葉がいっぱい並んでいます。 筆者の奥西氏は戦中から教師をされてきています。 教育の面で戦争に協力したという負い目を感じながら戦後も教鞭を執られています。 そのような教師の眼から見る「社会認識」の見方や捉え方を、書…
折に触れて授業記録をとりますが、どのレベルで授業記録をとっているのか、自覚的になりたいです。 そして、その授業記録をどこでどのように何のために使うのかまでを含めて考えていきたいものです。 〈1〉〜〈4〉までのレベルがありますが、とりあえず〈1〉…
教材発掘やフィールドワークについて考える際に読み返す本があります。 小田実氏の『人びとはみんな同行者』(1978)です。 その中で小田氏は次のように述べています。 「ホテルに着いて、荷物をおいたらぼくは、どんな時間でも、たとえ夜中でも、一遍ホテル…
これらもあるあるでしょうか?(^_^;)
懐かしいものが出てきました。 10年以上前のものですが、今でもあるあるだと思います(笑) 姫路市特別活動担当者会(2008)『小学校 学級活動ハンドブックー話し合い活動を中心にー』姫路市小学校
しっかり勉強したいことのひとつです。
木原健太郎(1958)『教育過程の分析と診断』誠信書房 日本ではじめて「授業分析」について語られた書とされています。 どのような必要感のもと分析が進められてきたのか、どのような方法で分析をされていたのか、まずはそこからあたりたいと思います。 以下…
川喜田氏は、科学といわれるものを「実験化学」「野外科学」「書斎科学」の3つに分類しています。 社会科はこのうちの「野外科学」「書斎科学」から成り立っていると言えそうです。 「書斎科学」について氏は、以下のように述べています。 ①書斎科学は、過…
昨日は、長岡文雄『子どもをとらえる構え』の読書会でした。 読み込めば読み込むほど自分の至らなさを痛感させられます。 と同時に勇気をいただけるから不思議です。 子どもを「さぐる」こと。 その子の「生きる筋道」をみること。 強く意識して2学期からま…
今からちょうど1年前。 用事を済ませた帰り、ほんとにたまたまナビを見て、たまたま名前が目に入って、たまたま寄ってみたお店。 細い道を進んで寄ってみたのですが、これがまた素敵。 ご主人はおられませんでしたが、奥様にご丁寧に対応いただき、非常に有…
ほんと簡単に毎日のことを書き綴っている日記のようなもの「日々是好日」が2000号になりました。 これで5年間は続けてきたことになります。 何事も「10年」と言われるので、さらに続けたいものです。 この「日々是好日」、授業記録等も書いていたので以前は…
【美術批評と「鑑賞」教育 プレゼン】 大学院の美術批評授業のプレゼン発表がありました。 前期授業最後にしてはじめての対面授業。 いつもズームでお会いしていた先生や他の院生さんとお会いできてよかったです。 この授業のスライド、正直、社会科授業のス…
「進みつつある教師のみ人を教うる権利あり」とは、ドイツの教育学者ジステルエッヒの言葉である。 厳しい言葉ではあるが、我々教師が進んで伸びようとする姿に子どもは感化される。 教師が歩みを止めてはならない。 しかし、ただ歩み続ければいいという訳で…