2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
先日は第6回のご参加、ありがとうございました。 「学習形態」について色々と考え直すことができました。 上位概念を明確にもって、子どもの様子や学習内容によって柔軟にしていきたいものです。 次回は7/15、諸事情(^_^;)で少し間があきますが、よろしけれ…
重松が授業研究に取り組んだのは1952年。(『追悼集p591より』 1954年、重松鷹泰氏が教育研究の一方法として「授業分析の方法」を提唱することになりました。当時、教育方法研究室の助手であった竹中輝夫(1964)は、次のように述べています。 「昭和二九年…
初新潟。対面とオンラインのハイブリッド。よろしければ遊びにいらしてください^_^
「授業研究」の目的は、授業の中で新たな子どもの思考や活動を発見することです。一言で言えば、「子ども理解」です。子どもを新たな視点で捉え直す行為こそが、授業研究の本質であると考えられます。 一般的に「授業分析」と言われると、授業の中での教師…
正木正が飯田公吾の20余年に至る教育実践について調査を試みたものをまとめた一冊。 教化ではなく感化。 朝の時間によき書にふれられるありがたさ。
拙著の読書会を開いていただいた際などでは多くのご質問を受けます。 その返答を考える時に、改めてふり返られると共に自分の論の甘さや曖昧さを痛感します。 そういうときに時間をとって考えを再整理したり、関連書籍を再読したりします。 実はそのたびにこ…
どういう動きがあって今に至るのかを概観しておくことは重要。
数多くの実践者達がカルテの実践を行ってきました。それが記されている箇所をいくつか紹介します。 ◼️杉田勝彦・南晴美(1975)『カルテの生きる授業(算数を中心に)』黎明書房 帯部分 カルテは、学籍簿でも通知表でも身上調査書でもない。それは、学校生活…
先日は復刊された緒川小の著書の「読み込む会」だった。組織として取り組むことの大切さとその難しさも共有できた。何かを始める際の「第一歩」ってとても大切。本書に記されいる学校は緒川小のようにように有名な学校でもなく、特別な施設がある学校でもな…
名著『はじめに子どもありき』を著した平野朝久氏は、『追悼集 重松鷹泰先生』の中で、授業記録から分析する方法のことを 「本当に大事なことは時間やてまひまのかかることなのだと思います。」 と述べています。 やっぱり僕たち教師は「てまひまのかかるこ…
「本を読むということは、活字を通していくらかの想像力を働かせ、私たちの身のまわりの世界から、多かれ少なかれ違う別のもう一つの世界へはいって行くことです。」 「旅へ出かけること、本を開いて最初のページを読むことは、身のまわりの世界からの出発で…
東井義雄記念館で見つけてすぐに購入した一冊。 森信三氏が東井氏の「教科の論理と生活の論理」について論じている箇所がどうしてもゆっくりと読みたかったので…。
郵便物が届いたときに 「え?何これ?自分よ、何をたのんだんだ?」 ということってないですか? 今回それがこれ。 だって、予想外で、めっちゃ大きいんですもの(^_^;) A3版。 でも、この書籍、めっちゃいいです。 写真がふんだんに載せられて(「写真集」だ…
環境の多様と言ふことは、文字通りに、デパートメントストアの中に、子供を立たせることであってはならない。デパートメントストアの中では、子供の欲望は限りなく、そそられる。子供の神経はいらいらと動く。でも一つとして、子供の魂を動かすやうな偉力は…
「授業における教師の主体性というのは、教師の意図を直接さらけ出すことではない。子どもたちの言葉を新鮮に受け止め、そこに自分を見出すことである。 子どもの言葉は曖昧である。 ぼんやりとしている。 その中に、自分の教えたいこと、大切にしたいことを…
いろいろあるけれど…。 次のようなことを大切にしたいものです。 ①教室で社会の一部を切り取った社会的事象について学ぶ ②学んで獲得した知識や方法で社会を見る ③社会全体の見え方が変わる ④見えたことを活かして行動する
一斉授業、一斉学習、個別学習を整理してみました。 一斉授業と個別学習と分けて考えることが多かったのですが、最近の自分の教室を見てみると、「一斉学習」という捉えの方がしっくりとくることに気づきました。一斉か個別かという二者択一的な感じではなく…
久しぶりに再読しました。 目次を見る限りでも、その名の通り「教材開発に必要な基礎技術」が網羅されています。 それと共に、教師としての「構え」が書かれていると捉えることができます。 網羅されている項目を吟味し、教材発掘の方法を今流に自分流にアレ…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 10.すべての子どもを輝かせる 『静かな子どもも大切にする: 内向的な人 の最高の力を引き出す』という書籍がある。 人と会ったり話したりすることは楽しいけれ ど、その後は自分の時間が…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 9.データ駆動型教育へ 以上、述べてきたように、ICTの活用によ って学習の質は大きく変化する。教員の適切 なコーディネートによる学びを進めることで、 子どもの活動は拡張され、今後の…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 8.教員のコーディネート 前述したように、ICT活用はあくまでも 教科等の目標を達成するために学習活動の質 を上げるものでなければいけない。つまり、 子どもたちがより学習目標を意識…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 7.子どもの主体性 子どもの主体性にもレベル差がある。子ど もの主体的学習において、どのレベルの子ど もの主体性を育くむのかを考えたい。溝上 (2018)は、図7のように三層に分けた…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 6.教員の役割 吉崎(1997)は、授業における教員の役割 として、設計者(計画者)、実施者(実践 者)、評価者という3つの異なる役割を同時 にもっていると述べる。その中の設計者(デ ザイナー)とし…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 5.学習の構造変化 図6 学習形態の変化 学習が複線化すると、学習の構造が変化し てくる。 図6〈A〉のような「個別の学習→協働の 学習→個別の学習」といったすべての子ども が同じ筋道を…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 4.学習形態の変化 子どもたちが一人一台端末を所持し、前述 したようなICT活用を進めると、従来の「単 線型の学習」から「複線型の学習」へと変化 する。「複線型の学習」について、北(1993) は…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 3.学習活動の質的変化 ここで、Bについて見てみる。これが学習 活動の中で行われる活用となる。 社会科は、子どもたちが社会的な見方・考 え方2を働かせ、よりよく問題解決的な学習を行え…
子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用と教師の役割 2.子どものICT活用へ 子どもたちを誰一人取り残さず、創造性や 可能性を拡張する教育の実現のために欠かせ ないのは、教員のICT活用から子どものICT 活用を考えることである。 教員のICT活…
こちらに掲載していただいた論文ですが、冊子が手に入りにくいようですので、ブログにて10回に分けて紹介させていただきます。 よろしければお付き合いください♪ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子どもの「複線型の学習」を支えるICT活用…
この会は、授業開きのネタ集めだけでなく、授業開きから特に4月に大切にしたいマインドを共有できる会になると思います。GW中に整理してまた次につなげたいです。ぜひお気軽にご参加ください(^_^)★5月5日の時間が変更になりました!話題提供者は次の通り。〈…
① カリキュラムをデザインすること ② 複数の選択肢(オプション)を用意すること ③ 判断や選択の方法を教えること ④ フィードバックを行うこと 教師は、UDLの三原則に基づき、柔軟性をもってカリキュラム(ゴール、方法・手段、教材、評価)をデザインし、支…