社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

生活綴方

1948 綴る生活

平野婦美子による作文・綴方の具体的指導の書。こういう細かい手立てをうたれていたのかと、いろんなことに気づかされます。

1443 戦後作文・綴り方教育の研究

この本、めっちゃおもろいです。なぜかって、兵庫県に特化した作文・綴り方教育についての書だから。当然、東井義雄をはじめ、小西健二郎や戸田唯巳はもちろん、名前を存じ上げない実践家の方々も…。自分の住んでいる地域にこれだけの実践者や実践校があるこ…

1349 学習即生活、生活即学習

低学年においてより強く感じる言葉。 子どもの学習が生活の中に切り込み、子どもの生活が学習の中に切り込む。 生活と教科がより融合的に存在するところにおもしろさがある。 本書は生活綴方と体育という教科を結びつけようとする実践記録の書。 僕は体育を…

1299 女教師の記録

再読。1940年、平野婦美子による瑞々しい教育実践記録。「ここから教育実践がはじまった」とも言われています。東井義雄が「東洋のペスタロッチ」と呼ばれたのと同様、平野婦美子は「若き女ペスタロッチ」と呼ばれました。そこからどのような実践をされてい…

1215 作文を育てる土

昨日、綴方について質問を受け、改めて考える時間をとることができました。関係の書をパラパラとめくっていく時間がとれました。 その中からひとつ。 東井義雄(1957)は、作文教育を農業に例えて、まずは土を作ることが大切だと述べます。土を丁寧に耕せば…

1200 生活綴方的教育方法

「生活綴方的教育方法って何?」という問いをもってずっと過ごしていましたが、ほんの少しわかってきた気がします。 ところで、このフォント、好きだな。

1139 実践記録は教師の綴方

実践記録は、教師の綴方だと考えている。子どもたちの綴方が、子どもたちの生活の記録であるところにそのねうちがみとめられるように、実践記録は教師の生活記録であるところにねうちがある。もちろんここでいう生活とは、教育実践を中核にして、そこにぶつ…

1132 社会科と生活綴方

上田薫(1958)は、社会科と生活綴方の共通点を挙げています。 ・生活綴方が子どもの具体的な生活に基盤をおいているということ ・子どもの主体性が確保されているということ ・つねに動く不安定のなかに、そのまま安定を発見するということ です。 生活綴方…

1108 口頭作文

年末なので、PC内を整理(?)しようとしている。 懐かしいものがいっぱい出てくる。 はじめて1年生を担任したときに「口頭作文」に取り組んでいた。 子どもがしゃべったことをそっくりそのまま記録して通信などに載せていた。(1年生の通信だと言うのに筆…

1094 作文的方法

東井義雄は「作文的方法」について次のように説明しています。 ・一定の形を持たない生命の活動に、形を与えていく方法 ・手にとって見ることのできないものを、手にとって見ることができるようにする方法 ・容易に覗き視することのできない内面的なものに、…

1093 作文を育てる土

東井は、作文教育を農業に例えて、まずは土を作ることが大切だと述べる。土を丁寧に耕せば、作物自ら育つということである。「作文を育てる土」、すなわち「作文以前のもの」を用意し、それを育てる上で最も影響が大きいものが「教師の心構え」だと述べる。 …

1092 社会科と生活綴方

上田薫(1958)は、社会科と生活綴方の共通点を挙げています。・生活綴方が子どもの具体的な生活に基盤をおいているということ・子どもの主体性が確保されているということ・つねに動く不安定のなかに、そのまま安定を発見するということです。 生活綴方は子…

1006 学習即生活、生活即学習

「学習即生活、生活即学習」 低学年においてより強く感じる言葉。 子どもの学習が生活の中に切り込み、子どもの生活が学習の中に切り込む。 生活と教科がより融合的に存在するところにおもしろさがある。 本書は生活綴方と体育という教科を結びつけようとす…

983 生活綴方

「教師がほんきで、子どもの声をきこうとすれば、大した手くだ・手練も必要とせず、子どもは真実を語ってくれる。教師が、一個の人間として、はだかになって聞こうとするかぎりは。」 (宮崎典男「あたりまえで、のっぴきならぬ歩み」小川太郎・国分一太編(…

909 『綴方十二ヶ月』

大正時代に芦田恵之助氏が児童用図書として書いた一冊。 幻の名著といわれ、波多野完治氏は、別冊の中で、「天下の奇書」と呼んでいます。 その別冊に記された錚々たるメンバーによる「ありのままの」論説がめちゃくちゃおもろいです。

908 子どもの「表現」はすこぶるおもしろい

「子どもたちは作文がなぜ嫌いか?」 どの時代の書を読んでも多くの確率で目にする言葉です。 書くことは創造的活動で楽しいものであるはずのに…。 書くことがたんなる「作業」、さらに言えば「苦行」になっているのではないかと感じます。 書くこと(作文)…

904 『土生が丘』

『培其根』の原形とも言える『土生が丘』。 親と子と教師による学校文集。 綴ることの尊さを感じます。

887 綴方研究史

骨太研修の書。 これから何度も見返すことになりそうです。

828 実践記録は、教師の綴方

実践記録は、教師の綴方だと考えている。子どもたちの綴方が、子どもたちの生活の記録であるところにそのねうちがみとめられるように、実践記録は教師の生活記録であるところにねうちがある。もちろんここでいう生活とは、教育実践を中核にして、そこにぶつ…

824 社会科と生活綴方

上田薫(1958)は、社会科と生活綴方の共通点を挙げています。 ・生活綴方が子どもの具体的な生活に基盤をおいているということ ・子どもの主体性が確保されているということ ・つねに動く不安定のなかに、そのまま安定を発見するということ です。 生活綴方…