社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

515 「2020年 展覧会MYベスト10」

【「2020年 展覧会ベスト10」】 毎年恒例の今年行った美術展ベスト10です。 でも、今年はこういう状況だったので、ほとんど行けていません…。 行こうと思っていたけど、開催されなかった幻の展覧会も多々あります。 数少ない中からですが、、、。 こんな感…

514 記憶よりも記録

1 「個」を見る 「本当に「個」の成長を見ることができているのか」ということを自問自答します。 自分の実践で弱いところは「徹底的に個を見る」ということです。 個を見るために1人ひとりの記録はとっています。 しかし、「徹底的に」というと自信があり…

513 「間」をとること

1 授業内の「間」 授業の中での「間」を大切にしています。 子どもが発言した言葉を受け止めた後に一呼吸置く瞬間や、教師が発問や説明をした後に一呼吸置く瞬間です。 子どもたちは「間」があることで自分の問題として捉えたり、じっくり思考したりするこ…

512 「学び方」を変える端末機器

子どもたち学び方を加速度的に進めるのが、ICT機器です。 一人一台端末環境が実現しようとしています。 今まで授業中に調べる対象物が教科書や資料集等の紙媒体のみでしたが、インターネットで容易に調べられるようになります。 調べる活動の幅が大きく広が…

511 新解釈・三国志

いや〜、笑いましたw 三国志にはまっていた小学生の時の記憶が蘇ってきました。 もう一回史実を読み直そうと思いました。 それにしても本作はハチャメチャw ちょっとふざけすぎの態も…(^_^;) まあ、愉快痛快でよしとしよう

510 「学び方」の変化

今回のコロナ禍で子どもたちに大きな空白が生まれました。 その空白をどのように埋めていたのかは子どもによって大きく違っていたでしょう。 学びを止めず、自分で学びを進めることができた子どもは、「学び方」を知っていた子ども達です。 これからまた何が…

509 「感度」を高める

社会科の授業をしている時によく思うことがあります。 社会科は子どもの生活経験がより表れ、その子「らしさ」がよく出る教科だということです。 その子「らしさ」を出すには 〇十分に対話する時間とゆとり 〇おもしろいと感じる「感度」 が必要です。 十分…

508 問題を発見すること

木下竹二氏(1972)は、『学習原論』の中で、 「元来疑問は教師が提出するのは主でなくて学習者が提出することを主とせねばならぬ」 「学習者は、疑問をもって学習を開始し、疑問を持って学習を閉じる」 と述べています。 このように、疑問、つまり「問い」を…

507 天外者(てんがらもん)

知っておかなければいけない人がいることを再確認しました。 実はちょうど1年前は書籍原稿を書くために渋沢栄一に関する本を読み漁っていました。 www.meijitosho.co.jp その時は渋沢栄一の生き様にシビれていました。 今回は五代友厚。 この激動の時代を生…

506 授業観

めまぐるしく変わる教育現場で、「観」を変えざるを得ないことが多々あります。 今こそ変えるべき時だとも思います。 しかし、変えてはいけない「観」もあります。 ど真ん中を見据えて、しっかりと磨いていきたいものです。

505 共有化で必要な「覚悟」

共有化を行うとき、すべての子どもが簡単に理解できるとは限りません。 理解のゆっくりな子もいます。 教師は、その子を見続けることが重要です。 1回目の共有化ではその子は全く反応できません。 2回目の共有化でその子に少し反応があります。 3回目の共…

504 限界芸術

芸術か非芸術かがなかなか識別がつかない境界にあって、誰の眼にも忘れさられたままになっているもの…。 「あいまいさ」がおもしろいです。

503 社会科は「教材」

できあがった「教材」についての可否を論じることは多いですが、教材発掘の行程についてはあまり論じられません。 どういう思考を働かせて、どこで、どのように素材を発見し、どのように教材化していくのか。 その過程がブラックボックスです。 「学習問題づ…

502 生の記録

タブレット端末導入により、私自身もタブレットを常に持ち歩くようになりました。 グッドノートというアプリを入れ、その中にデータとして座席表を入れておけば子どもの記録もとりやすくなりました。 ポイントは、即時的に簡潔に継続的に記録をとることです…

501 よい教育の根本原則

よい教育の根本原則は、「子どもを物知りにする」ことではない。 「学問を教える」のではなく、「学問を愛する趣味をあたえ」ること、そして「この趣味がもっと発達したときに、学問をまなぶための方法を教える」こと、これがよい教育の根本原則である。 (…

500 歓笑盡娯

ブログはじめて500号になりました! いつも見てくださっている方々、本当にありがとうございます(^_^) 毎日アップを目標にしていますが、できないこともあり、まあそれはそれでよしというゆるい感じでやってきました。 ちょっとしたことが励みになるもので、…

499 「問い」を継続的に見る

ICT端末活用のキーワードは 「即時」 「明示」 「保存」 「継続」 だと感じています。 これらを念頭において、授業の活動を変えていっています。 いつもは授業最後に〈ふり返り〉を書かせていましたが、もう少し「問い」に重きを置こうと思いました。 「学習…

498 『社会科の学習課題づくりと授業展開』

『社会科の学習課題づくりと授業展開』木原健太郎・高橋貞夫編著(1983)明治図書 「学習問題」について多くの書籍を書いている北俊夫氏の理論のベースになったのであろうと思われる内容が記載されています。 例えば、 「①論理的追求型②作業型③探検型④意志決定…

497 社会科授業の「ブラックボックス」

学習問題の立て方は、教科書には具体的に書かれていません。 「調べて見たいことを話し合い、学習問題をつくっていきました」のような本文表記があり、当たり前のように学習問題が明記されているだけです。 学習問題の立て方は多くの教員にとってブラックボ…

496 よい授業の条件

みなさんにとっての「よい授業の条件」とは何なのでしょう?

495 モルゲン・デンケン

朝飯前が金の時間 食後は銅 ひるの食事前にまた金の時間 ひるをすぎると銅 夕方また、金 夕食後は鉄 十時すぎれば石の時間 朝の思考は、みずみずしく、健康である。生きがいい。 外山氏から教えていただきました。 朝にコップ一杯の水を飲んで、「朝飯前の仕…

494 「具体」をもつことの価値

「具体をもたざるもの教育を語るべからず」 厳しい言葉ですが、真なりです。 記録から見えることの価値を再確認したいです。

493 本棚のスペース

最近、ガンガン本が届きます。 何を注文していたのかすら忘れてしまう感じです(^_^;) 本は購入することに躊躇しません。 その理由は ①全部読まなくてもいいと割り切っている。 ②たった1p,1行でも響くものがあれば、本代のもとはとれる。 ③たった数千円で人…

492 学習問題と個々の「問い」

全員で解決するべき学習問題が設けられたとしても、その学習問題がそれぞれの子どもが追究したい「問い」と結びつかないことがあります。 そのような時、子どもの学習に対する意欲は一気に下がってしまいます。 学習問題を立てることが重要なのではなく、学…

491 疑問と常往すること

『学習原論』木下竹二(1972)明治図書 ・社会万般の改良も人生の創造もみな疑問から始まってくる。疑の正反対は信であるけれどもその実疑は信に入るの門で昔から大疑の大悟ありといわれている。自己建設の学習も疑問をもって出発点とする。学習者は疑問を持っ…

490 社会科と他教科との連携

最近思うのは、「社会科と他教科とを積極的に連携するべき」ということです。 社会科で書く新聞と国語科の学習内容の連携や、自然災害と理科の学習内容の連携などはよく言われます。 図工との連携もおもしろいでしょうね。 社会科で学習した浮世絵を図工科の…

489 「間」を意識する

「子どもが育つのは、授業の中で育つのではなく、授業と授業の間で育つ」 とは、山田勉氏(1989)の言葉です。 ここで言う「間」とは、 「本時の授業と次の授業までの間に生じる時間のこと」 です。 子どもたちがこの「間」を生かせるようにするためにも、 ①…

488 授業成立の原点

『明治期発問論の研究―授業成立の原点を探る』豊田 久亀(1988) 今、どうしても必要だった本です。 数年前に図書館でこの本を読んだときは、あまりピンときませんでした。 でも、今読むと、非常におもしろい。 豊田氏のこの膨大な研究に敬意を払います。 本書…

487 「伝統と文化」に学ぶ

伝統文化の継承や文化芸術を生み出している方々と交流し調査等を行うことで、より学校教育に即した有効性のある教材を開発できるように実践研究を進めたいものです。 社会的事象と文化芸術的側面との関わりについて研究は、僕にとっての大きなテーマの一つで…

486 産業学習

5年生の産業学習について考える上で必須の書です。 産業のあり方は時代によって大きく変わってきていますが、捉えさせたい「集団」「環境」「変化」の認識は変わらないでしょう。 学習においては、「個別の事例」と「一般の事例」の往還がポイントとなりそ…