社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

2019-01-01から1年間の記事一覧

253 「吉祥 2020年代の始まり」三木美術館2019.12.22(日)

73「吉祥 2020年代の始まり」三木美術館2019.12.22(日) 三木美術館。 姫路に帰ったときによく寄ります。 たった300円でいつも楽しませてもらっています。 今回は「吉祥」ということで、松竹梅をはじめ、富士山や日の出、鶴等の文様中心の展覧会。 めでたい…

252 「きっかけ」

子どもたちが書く「きっかけ」が大好きです。 そこにはその子の「理由」や「根拠」、「想い」などがあらわれます。 自分がなぜそれを調べようと思ったのか。 常にそのような思考を大切にしてほしいものです。

251 地域に根ざす実践

「子どもの可能性」 「教師の専門性」 「地域に根ざす教育実践」 というテーマが一つの構造をもって展開されてる鈴木正気氏の実践。 科学的認識を育てる地域に根ざす実践。 日常の世界から科学の世界へ子どもたちをわたらせるために抽象思考をはたらかせる方…

250 アクティブラーナー

この子のすごいところは、気になったことを調べたり訊いたりして、「実際に訪問する」というところ。ほんの小さなきっかけが大きな追究につながる。素直に感動。ちなみに訪問した先はどこも親切だったとのこと。そりゃそうだよな。こんな小学生が来たら嬉し…

249 記憶に残っている絵

原田マハの小説を読んでふと思った。自分の記憶に残っている絵は、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」。 自分が子どもの頃、ピアノがあった部屋に飾られていた。「この絵、いっぱいの点でどうやって描いたんだろう?」とか、子ども…

248 『常設展示室』原田マハ

【『常設展示室』原田マハ】 「群青」「デルフトの眺望」「マドンナ」「薔薇色の人生」「豪奢」「道」の6篇からなる短編小説。基本、短編小説は好まないのだが、これはワクワクして読めた。作品のテーマと絵をどのように結びつけているのか。どの場面で何の…

247 『神業ニッポン 明治のやきもの―幻の横浜焼・東京焼―』兵庫陶芸美術館2019.12.7(土)

72『神業ニッポン 明治のやきもの―幻の横浜焼・東京焼―』兵庫陶芸美術館2019.12.7(土) 幕末から明治にかけて世界へと門戸を開いた日本。 欧米で開催された万国博覧会に陶磁器や漆器などの美術工芸品を出品しました。 それらはジャポニスムと呼ばれる日本趣…

246 プロージェント

最近頭痛がひどくて困っています…(>_<) 僕の場合、頭痛が目の痛みにつながったり、目の疲れが頭痛につながったりしています。 目も随分やられていました。 いいもの入手しました。 「プロージェント」。 ハードコンタクトレンズ用タンパク洗浄液。 これ、め…

245 父と娘

「弓ヶ浜、植田家の食卓、夏まつり、母のこと、終戦の日、風船ガム、とんどさん、犬たち、ファッション道楽、リハビリetc.―愛娘カコちゃんが、父・植田正治の日々の暮らし、撮影の秘密をはじめて明かす。1930‐50年代撮影の未発表写真21点+代表作26点を収録。…

244 第19回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会2019.12.19(金)

【第19回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会】 日時▶12月19日(金)18:30~20:30 場所▶三田まちづくり協働センター 会費▶参加者で割る 内容▶『教材づくりの発想』藤岡信勝(日本書籍) 事前に読んでおき、気になる内容、疑問に思う内容に…

243 MOA美術館児童作品展参加賞

今年の参加賞は野々村仁清の『色絵藤花文茶壺』。 いいなぁ。 http://www.moaart.or.jp/?collections=169 www.moaart.or.jp 確か昨年は、尾形光琳の『紅白梅図屏風』だった。 毎年楽しみです(^_^) それにしても、MOA美術館、行きたい。 www.moaart.or.jp

242 入門期の話し合い活動

【入門期】低学年における学活(話し合い活動)指導は本当に大切だと思います。「話し合い」ができる学校文化をつくれるかどうかは、この入門期にかかっているといっても過言ではありません。子ども達と「相談」し、子ども達に「問いかける」ことからはじめ…

241 【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)

※fb記事より 【没後50年 藤田嗣治展】2018.11.30(Fri)京都国立近代美術館にて。 日本人として世界に生きた画家、藤田嗣治の没後50年を記念する大回顧展。明治半ばの日本に生まれた藤田。20代後半にパリへ渡り、30代から40代にかけてパリで華々しく活躍。戦…

240 第18回『小学校学習指導要領解説<社会編>』を読みこむ会」2019.11.29(金)

●日時:11月29日(金)19:30~21:30 新学習指導要領の読み込みを終えて、社会科書籍を読み込む会になっています。 名著や価値ある書籍を読み合い、語り合っています。 今回は、 『社会科の授業設計』と『社会科の授業分析』岩田一彦 著 正に名…

239 第17回学級力向上セミナー〈算数科編〉2019.11.16(土)終了

お礼が遅くなりましたが、「第17回学級力向上セミナー〈算数科編〉」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました! 前回の社会科に引き続き、今回は算数科で教科書活用研究を進めてきました。 社会科との差異を念頭に、算数科ではどのように活用する…

238 お茶がおいしい季節に

熱いお茶がおいしい季節になりました。 『新緑園』さんから定期便最後のお茶が届きました。 いつもいいタイミングで届けてくださった季節に応じたお茶。 感謝です。 僕の愛用は、『丹窓窯』市野茂良さんとジョン・ベディングさんの湯呑み。 辰砂の色合いと、…

237 『たゆたえども沈まず』原田マハ

昨日、原田マハ氏の『風神雷神』を読み終えました。 本当に素敵な物語でした。 感動覚めやらなかったので、氏の過去の書籍を読み返しました。 2年前、ちょうどこの時期に読んでいた物語です。 『たゆたえども沈まず』 『小説幻冬』を読んでいる時からずっと…

236 『1966』

1996年のライブ音源。 これは濃いですw ライブ感がハンパないです。それにしてもフレッド・ビロウのドラムがよすぎる。60年代、ほんまに黄金の時代。 この時代の「音」が好きでたまりません。

235 『福美コレクション展』福田美術館2019.11.2(土)

71『福美コレクション展』福田美術館2019.11.2(土) 念願の福田美術館へ。 嵐山へ行くのも実は初めてでした。 オーナーの「いつか京都への恩返しをしたい」という想いがつまった美術館。 すっごく洗練されていました。 応挙、若冲、松園など、幻のコレクショ…

234 『風神雷神』原田マハ

待っていました! 原田マハ氏の新刊。 速攻本屋で購入してきました(^_^) 「風神雷神」といえば、俵屋宗達の傑作「風神雷神図」。宗達自身の経歴は謎が多いです。 本書では、天正遣欧使節団の少年たちと俵屋宗達が共ににイタリアに渡るようです。宗達には織田…

233 大先輩からのメール

僕が初任の頃にお世話になった方は数知れず…。 その中でも大層かわいがってくださった大先輩。 厳しく温かくしてくださった。 めちゃくちゃしていてもあたたかいまなざしをいただいた。 僕の知らないところで多くのフォローをしてくださっていただろう。 お…

232 特活の書

昨年「第1回『小学校学習指導要領解説〈特活編〉』を読みこむ会」で紹介した書籍です。 どの書籍も、何度も読み返すに値する書です。 特に杉田氏の書籍は当時(10年前)、ボロボロになるまで読み返しました。 ◯杉田洋『よりよい人間関係を築く特別活動』…

231 『第2回社会科UD研究会』

今日は「第2回社会科UD研究会」。 テーマは「社会科授業UDの展開と技法」。 素敵な1日でした。 研究会が成功する。 書籍というカタチになる。 どちらも大切だけど、やっぱりその「過程」が一番大切。 その「過程」を存分に愉しみ、学ばせてくれる素敵な仲間…

230 植田正治写真美術館

またfbが過去の出来事を教えてくれました。 これは1年前の今日。 植田正治写真記念館、素敵だったなぁ。 また行きたいです。 すっごく心が落ち着く場所でした(^_^) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【植田正治写真…

229 『授業をみがく』長岡文雄

ようやく拝読できます。 第一章の「長岡実践への批判に答える」は著名な実践者・研究者の論考が数多く紹介され、その一つ一つに考えを返されています。 その中でも「有田和正氏の長岡実践研究」は多くの頁を使っています。 「追究の鬼」の有田実践の原点がこ…

228 第17回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会

【第17回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会】日時▶10月18日(金)19:00〜21:00場所▶三田まちづくり協働センター内容▶社会科授業構成の理論と方法 (明治図書) 著者 森分孝治 の読書会 (今回は第4章 第5章) 森分氏の書籍は今回で終…

227 第42回丹波焼陶器まつり

さて、明日・明後日は『第42回丹波焼陶器まつり』 42年も続いていることがすごいです。 少しずつ形を変えながらも、そこに住む人びとの思いや願いは変わらず。 参加する我々も楽しむと共に、そのあたりも考えたいと思います。 tanbayaki-toukimatsuri.com …

226 特活のチカラ

【創る時間】特活は継続してはじめて成果が出る。「続けたこと」は説得力がある。特活は「感動」を生み出す。今、特活のチカラが必要です。

225 『社会科教育学』伊東亮三

本書で特に価値を感じているのは、歴史的知識を整理し、構造化しているところです。 歴史の認識を捉えやすく、分析しやすくなります。 また、伊東亮三氏は、歴史的知識の整理のみならず、文化科の構想としても有名。 社会科を社会認識教育と捉え、教養的な知…

224 日本人にとって美しさとは何か?

こちらは2018.10.15のfb記事。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【美意識と自然観】「まえがき」からおもしろい。富士山のことを「彼」と呼ぶか?「彼女」と呼ぶか?そこにも日本と西洋のイメージ形成の違いが出る。 …