指導技術
大西は「発問」「指示」「説明」という3つの指導言のほか、「助言」を重要視していました。「『助言』こそ授業づくりのカギである」[1]と述べます。大西は「助言」の役割として2つ提示します。 1 解答のためのヒントをあたえる。 2 子どもの思考の方向を…
復刊の書が届いたので、合わせてつなげて読んでました() 少し在庫があるようなので、よろしければ(^_^) www.meijitosho.co.jp
子どもたちが「問い」をつくり出し、自問するのは簡単にできることではありません。 豊田久亀(1988)は、 「教師の発問は、彼らがまだ問う力をもっていないために、彼らの発問を代行する『代理発問』である。発問は子どもが自分で問えるようになることをめ…
単元のゴールがはっきりしていれば、子どもたちの学び方も変わってきます。また、いろんなまとめ方があることを子どもが知ることで、自分の学びの文脈に合わせて自分で選択しながらまとめることができます。まずは教師が明示的に示す。これも大切。
復刊されたこの一冊、拙著を書く際にもこんな感じで大いに参考、引用させていただきました(^_^) なぜか今手元にないので、届いて再読するのが楽しみです〜♪この機会にみなさんどうぞ。よいものよい文化はみんなで広めていきましょう〜♪注文受付は10日間で…
子どもが予想することってけっこうあるけど、予想することの意味って意外と多い。子どもが自律的に学んでいる際、子どもが何のために予想しているのかをよくみられるようにするために、いくつか知っておいた方がいいな。
子どもが社会的事象と出合う時、そこから問いを引き出すと共に、出た問いを方向づける資料や発問が大切。
休み明けなどに子どもたちから「せんせ〜、昨日〇〇行ってきました!」なんてことをよくききませんか? 子どもたちはけっこういろんな場所へ出かけたりしています。 出かける時の必須アイテムとして紹介しているのが「地図帳」です。 行く場所が近くても遠く…
よい授業を行おうと思えば、よい教材の存在が必須であり、その教材を生かすためのポイントのひとつは、教師が直接子どもたちに働きかける「発問」である。 しかし、「発問」を授業技術として単独で捉えようとするだけでは、正確に「発問」の構造や機能を明ら…
問題解決をしている中で子ども自らが問えるようになってほしい。
社会科授業の一場面。 子どもが「~は大変だから」といった発言をします。 「『大変』と言いましたが、どんなことからそう考えたのですか?」と問い返します。すると、「大変」という抽象的な言葉を裏付ける様々な事実が出されます。 それは子どもによって大…
よい授業を行おうと思えば、よい教材の存在が必須です。その教材を生かすためのポイントのひとつは、教師が直接子どもたちに働きかける「発問」です。 しかし、「発問」を授業技術として単独で捉えようとするだけでは、正確に「発問」の構造や機能を明らかに…
明治図書さんで「発問・板書フェア」がされているようです。 拙著も紹介してくださっています。 もしよろしければ照覧ください(^_^) www.meijitosho.co.jp
青木幹勇(1966)は、『よい発問わるい発問』の中で、「発問を教師だけのものにしない」と題して、「子どもも発問者にする。教師も応答者の側に回る」と述べています。 子どもが教師の発問で動く受け身の学習ではなく、個別学習の時は自分自身に自問し、協働…
子どもが社会的事象と出合う時、そこから問いを引き出すと共に、出た問いを方向づける資料や発問が大切。
『現代の学習形態』によると、学習形態という語は元々「主体」「内容」「人間関係」といった構成要因として捉えられていました。つまり、単なる外的な組織概念だけではなく、内的な方法概念でもありました。組織概念のみが目立つようになった理由は、学…
ここでは、「話し合い」を、根拠や理由を述べながら問題を解決したり、よりよい意見を見出したりすることと定義する。 お互いの根拠や理由を挙げながら、意見が正しいのかそうでないのか、新たな考えが創出できないかを共同的に考えることを意味する。 決し…
とりあえず、この3つだけでも意識したいものです。
質の高い自己学習を進めるためには、「問い」を立てた後が大切です。 ただ「問い」を立てればいいというわけではありません。
◼️大原則A 子どもの主体的な問題解決を媒介としながら、ひとりひとりの子どもの思 考体制の変革を目指すべきである。 ◼️大原則B そのためには、教師の指導の組織化は、「授業の生きた流れ」に即して展 開されなければならない。 〇中原則Ⅰ 教師は主体性を確…
■「まとめ」の主語は「学習対象」 →農家のAさんは〜。 ■「ふり返り」の主語は「学習者」 →私は〜。
長岡文雄(1976)は、『社会科のゆさぶり発問』の中で、 「「ゆさぶり」発問は、教材に子どもをかかわらせ、その核心となるものにふれて、自己変革を遂げさせるものである。」 「「ゆさぶり」発問は、実に、子どもが、自らの力で、自らをつき動かしていく力…
今村資泰(1981)は、『国語科のゆさぶり発問』の中で、 「『ゆさぶり』発問は、教師が問いを発し子どもの心をゆさぶる行為であるから、教師は、子どもたちの思考の流れだから、「ゆさぶり」発問は、人間的授業技術なのである。 子どもたちの思考の動きに乗…
佐々木俊介(1984)は、 「発問は子供に、ある時間にあることがらをある角度から強要し、即座の返答を求める。子供がそれに興味がなくても、あるいは他の角度から考えてみたいときにも、容赦はしない。おそらく黙って静かに考えたいのではないかと思われ…
授業デザインということで意味するのは、授業を対話の場として構想するということである。デザインを規定するのは対話である。デザインとは、ひと・もの・こと相互の対話の関係の構想と表現である。したがって授業のデザインは、教師と教材(文化)、教師と…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「もっとしっかり洗いなさい」 「もっと早く洗いなさい」 あるお母さんの声がさっきから耳にとびこんできていた。 これでは、子どもは動かない。 町内から、キャンプに行った。飯ごう炊さんの…
1 授業内の「間」 授業の中での「間」を大切にしています。 子どもが発言した言葉を受け止めた後に一呼吸置く瞬間や、教師が発問や説明をした後に一呼吸置く瞬間です。 子どもたちは「間」があることで自分の問題として捉えたり、じっくり思考したりするこ…
「社会科は暗記教科だ」「活動あって学びなし」と揶揄される言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。 なぜそのようになってしまうのかは「指導言」について考えると理解できます。 授業中に教師が発する指導のための言葉を「指導言」といいます…
個別最適な学びとは、「個に応じた指導」(指導の個別化と学習の個性化)を学習者の視点から整理した概念です。 ◼️指導の個別化は、一定の目標を学習進度等に応じ異なる方法で指導すること。◼️学習の個性化は、それぞれ異なる目標について興味・関心に応じて…