社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

社会科授業のUD

1429 UD関西

先日はUD全国大会でした。それに関連して新年の研究会のご案内です。こちらは本校(関西学院初等部)にて。対面のみです。UD全国大会でも実感しましたが、やっぱり対面でないと感じられないものもあります。対面でないと話せないようなつっこんだ内容にしよ…

1428 第9回日本授業UD学会全国大会 終了

12/9,10は「第9回日本授業UD学会全国大会」でした。 今回は3年生の子どもたちと授業をさせていただきました。 このような機会をいただけたことに心より感謝です。 協議会も熱く楽しくさせていただきました。 自分の至らない点にいっぱい気づけたことがあり…

1378 授業UDと個別最適な学び

授業UDは、一斉授業を本気でやって質を高めれば、教えるけどみんなが授業にのれるようにする手立てを幅広く提供できるということを明確にしたと感じています。しかし、それだけではカバーできない子がいるのも事実です。いわゆる2E (twice-exceptional)と…

1287 社会科のエッセンス

120p程度の書籍ですが、社会科授業の基礎・基本、エッセンスがギュッとつまっています。 よろしければお手にとってみてください。 アマゾン等で販売されていません。 お申込先は、日本授業UD学会HP、または下記URLへアクセスください。 eventpay.jp

1220 UDL授業での教師の役割

① カリキュラムをデザインすること ② 複数の選択肢(オプション)を用意すること ③ 判断や選択の方法を教えること ④ フィードバックを行うこと 教師は、UDLの三原則に基づき、柔軟性をもってカリキュラム(ゴール、方法・手段、教材、評価)をデザインし、支…

1210 UDLを具体的にイメージする

UDLは選択肢を増やすこと。UDLの考えを踏まえた授業のあり方を考えたい。でも、大切なのは、UDLの理念。形態だけを追究しちゃダメ。 具体的にイメージして比較してみるとわかりやすいです(^_^)

1059 対話を促進する板書

社会科の授業は、話し合いを中心にした授業が多いです。 しかし、話し合いはすぐに消えてしまう音声言語を手がかりにします。 話し合いの方向性を見失ったり、思考の筋道が混乱したりしやすいものです。 だからこそ、思考のプロセスを明示する必要があります…

1058 具体化を促す板書

政治面からしか見られなかった子どもが、②③④のように例を挙げながら見られるようになること。

1057 多角化を促す板書

立場を明示すると効果的。 4年生「ごみはどこへ」の学習で、「レジ袋を有料化している」「リサイクルセンターをつくってペットボトルやびんを資源化している」「ごみを分別して出している」「リサイクルする」などの意見が子どもたちから出される。 すべて関…

1056 多面化を促す板書

防災について自助(自分の身は自分で守る)についてしか捉えていなかった子どもが、共助(地域で助け合う)や公助(市や県、国などによる助け)の面についても捉えられるようにすること。

1055 一般化を促す板書

一般化を促す板書です。 比較し、共通点を見出すときに一般化が行われます。

896 UDLを支える足場的支援

足場的支援とは、問題解決の際に有能な他者の支援を得ることで、支援がないときよりも難易度が高く複雑な問題にも取り組むことができるようになることを意味する概念です。背景には、ヴィゴツキーの発達の最近接領域(ZPD)があります。 足場的支援は、問題…

895 個別最適な学びとUDLは親和性が高い

UDLは多様な学習者に対して学び方や教材などの様々なオプションを準備します。 授業UDは多様な学習者みんなが学びやすくするための手だてを考えて授業デザインします。授業UDの取組の中にもUDLのオプション的な発想もあります。 「どちらがよいか?」という…

582 共有化のベース

共有化を行うベースとなるものは、「安心感」です。 「何を言っても受け止めてもらえ る」 「間違えても価値づけてもらえる」 「分からなくても助け合える」 このようなことを子 どもたちが感じているかどうかが重要です。 そのために、誰でも自由に話せる雰…

580 共有化の確認

授業の最後には、共有化が図れたかどうかを確かめる必要があります。 書く、話すなどの表現を、一人ひとりにさせることが望ましいです。 そこでのポイントは、 ①獲得するべき概念等の知識 ②新しい気づきをくれた友達の名前 が表現されているかどうかです。

576 『納得の構造』

確実なデータに基づいて、様々な「納得の構造」について日本とアメリカを比較しながら著された良書です。 なぜこの本を再読しようと思ったのかは、昨日のUDカレッジ(社会)の中で、しきりに「なぜ?」と「どのように?」についての論考が話されていたからで…

569 感覚の活用

社会科では、言葉のやり取りや、視覚情報の読み取りなどを通して理解を促す学習が多 くなります。 しかし、音声言語や視覚情報による認知的な理解だけでは困難さを感じる子どもがいます。 そこで、身体や感覚を使った学習を取り入れることて…