社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

115 『罪の声』塩田武士

グリコ森永事件を基にした話。

リアルすぎます。

フィクションとノンフィクションの境目がわからなくなるような作品。

登場人物や関係、日付等をメモしながら読み進めました。

 

事件の裏側、過去を追うだけではなく、現在をみること。

視点を変えれば様々なことがみえてきます。

加害者側ではあるが、被害者的なその子どもたち。

自分の意志ではなく巻き込まれた子どもたち。

その事件の真相を知ると胸が苦しくなります。

本当に切なすぎます…。

 

現実の人々は、今どこでどうしているのだろう。

そんなことを思わずにはいられない読後感でした。

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