社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1073 教科としての「学び方」

安彦忠彦(1987)は、次のように述べています。

 私は、『学び方』というものは、単なる情報収集、情報処理の方法のみではなく、また何らかの態度的なものでもなく、個々の学習内容に即して身につけるべきものであると思う。つまり、『学び方』のみを、内容の学習と切り離して形式的に一般化し、こうすればよいのだ、という方法面のみに傾きすぎていたものであったことに、問題があったと思う。

方法論のみが前面に出ていた事に対する指摘です。

社会科という教科、その学習内容において、どのような「学び方」が適しているのかを考えなければいけません。

社会科特有の「学び方」があるはずです。

様々な学び方が考えられますが、少なくとも学習の内容に即していることが重要です。

教科としての特徴や、その教科の特性に合わせた「学び方」をするべきだと考えさせられます。