社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1129 子どもの側に立つ

霜田一敏教授退官記念の書、非売品です。
冒頭より有田和正氏の論文です。
お二人の出会いから、有田氏のはじめての著書出版『市や町のしごとーごみの学習』が生まれるまでのいきさつなど、非常に興味深く読むことができます。
それらエピソードにはさんで、
 「霜田教育学の特色の一つは、「実践の事実で語れ。そのためには正確な授業記録をつくれ。実践のつまみぐいはするな」ということである。」
という記述があります。
「実践のつまみぐい」…。
そうだよなぁ。
おいしいところだけを取り出して見せてしまう。
そうしてしまいがちになります。
実践者としてそんな不誠実なことがないように、しっかり授業記録をとり、記録から見える事実で語ることの重要性を再確認させられます。