社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1293 子どもを「問える者」にする

 青木幹勇(1966)は、『よい発問わるい発問』の中で、「発問を教師だけのものにしない」と題して、「子どもも発問者にする。教師も応答者の側に回る」と述べています。
 子どもが教師の発問で動く受け身の学習ではなく、個別学習の時は自分自身に自問し、協働学習では「問い」を出し合いながら自分たちで調整していくような学習です。教師の発問は、子どもたちを「問える者」にするためのきっかけとして行います。
 50年以上前からされていたこの発想を生かした授業づくりを再度考えていかなければいけないと感じています。子どもたちは、自らの「問い」をもってはじめて追究を進めることができます。