社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1456 「なる」より「する」、「持つ」より「ある」

昨年末、昨年の夏に東井義雄の生家を巡る旅を行ったメンバーでの一献がありました。
そこで話題になるのはやはり「観」や「あり方」の話。
「これから何がしたい?」「何をおもろがりたい?」と質問されて思い出したのが以下の2点。


◼️内村鑑三の「なる」生き方よりも「する」生き方。
◼️E・フロムの「持つ」生き方よりも「ある」生き方

 

「なる」は、何かになろうと努める生き方、つまり地位とか名誉にこだわるということ。
「する」は、何かを達成することや目標に向かって努力すること自体に本質的な価値があるということ。
「持つ」は、金銭や財産のみならず地位や名誉、名声にこだわること。
「ある」は、自分の能力を生産的に人間的に活用する状態自体を志向するものです。つまり、自分が成長することや新たな自分に更新すること、さらに与える生き方、利他的に生きること。

 

ほんと、たぶんこういうことやろなぁ、と気づかせてもらいました。