社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

138 新学習指導要領 変化のポイント 3年生「市の様子の移り変わり」

社会科新学習指導要領について改めて勉強させていただく機会をいただきました。

「どこがどう変化したのか?」

「教材化のヒントはどこにあるのか?」

「実践のポイントは何か?」

等を中心に考えています。

 

 

 まず3年生。

【市の様子の移り変わり】

「市の様子や人々の生活の様子はどのように変わってきたのだろう」が主な問いになります。

 

交通、公共施設、土地利用、人口などが大きく変わった時期に着目して、

▶いつの時代を取り上げるか

がポイントになります。

 

また、追究のさせかたも色々なパターンが考えられます。

例えば、

 

 

→3つの時期に分けて、時期ごとに市の様子の移り変わりを追究させる方法。

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各時期の時期の交通や人口、土地利用の様子から社会や生活の様子を追究させます。

そして、それぞれの時期の様子を関連づけて変化を考えさせます。

 

 

他に、

→事例ごとに市の様子の移り変わりを追究させる方法です。

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交通、人口、土地利用、生活の道具…それぞれの事例ごとに時期を通して追求させる方法です。

 

一概に、どちらの方がいいとは言えません。

子どもの実態や学区、市町村の様子に合わせてよりよい追究方法を考える必要があります。

 

 

 いずれにしても、表に整理することが肝要となるでしょう。

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『社会科授業 教材・実践・評価のアイデア廣嶋憲一郎(教育出版)2019 を参照