先日、「学習問題づくり」についてお話させていただきました。
学習問題をつくる場面は社会科授業においてブラックボックス的な場面です。
様々なやり方がありますが、学習問題をつくるときのポイントがあります。
いかにして子どもから「問い」を引き出すことができるか。
これにつきます。
では、どうすれば「問い」を引き出すことができるのでしょうか。
子どもの「問い」を引き出すポイントは「ズレ」です。
大きく考えて、
①予想と事実の「ズレ」
②認識と事実の「ズレ」
③子ども同士の考え・解釈の「ズレ」
の3つが挙げられます。
「変化」「違い」「数量」「意外性」などから「ズレ」を生じさせます。
例えば以下の資料。(「消防年報」宝塚市消防本部総務課 を元に作成)
ブラインドを外して提示します。
人口が増えているので当然火災発生件数が増えていると思っていた子どもたちはビックリ。
「人口が増えているにも関わらず、なぜ火災発生件数や死傷者数は減っているのだろう?」
という問い引き出すことができます。
そこから学習問題をつくり、学習計画を立てるまではまたテクニックが必要です。
そのあたりはまた後日…。
子どもたちの「問い」からスタートさせたいものです。