選択・判断させることで、自分たちとの生活との関わりを関連付けて考えさせることも大切です。
この選択・判断は、単元の中での概念的知識の積み上げ方の違いによって質も変わってきます。
ちなみに、小学校学習指導要領(平成29年告示)解説社会編22ページには、以下のように明記されています。
小学校社会科における「思考力、判断力」は、社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考える力、社会に見られる課題を把握して、その解決に向けて、学習したことを基に、社会への関わり方を選択・判断する力である。 |
「思考力、判断力」を育成するために、「選択・判断」する活動は欠かせません。
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説社会編の中に、「選択・判断」するべき場面は明記されています。
以下の表に整理しました。
どこで選択・判断させるべきか捉えておく必要があります。
5,6年生に比べて、3,4年生に選択・判断する場面が多いのは、地域社会における身近な社会的事象なので、社会への関わり方も考えやすいからです。
一方、表を見ていただければわかるように、5,6年生になると、「多角的に考える」となっています。
学習対象が広く、テーマが大きくなるので、選択・判断しづらくなってくるからです。