社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

287 多角的・多面的(「豊かさ」シリーズ13)

「多角的に考える」ということは、それぞれの立場から考えるということです。

「多角的」に考えさせるポイントは「主語」を明確にすることです。

「生産者は」「消費者は」「情報を発信する側は」「農民は」「武士は」等です。

立場で考えさせるのですから当たり前と言えば当たり前です。

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小学校指導要領の中では「多面的」という言葉は出てきません。

しかし、多角的に考えれば自ずと多面的に事象を見るようになります。

「多角的」「多面的」とあまり言葉にこだわりすぎない方がいいように思います。

 

大切なのは、多角的であろうが、多面的であろうが 

社会的事象がもつ多様な側面を多様な角度やいろいろな立場から捉えさせることで、より質の高い概念的知識を獲得させること

です。