社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

290 戦争マラリア

ことの始まりは『波の上のキネマ』増山実(2018)を読んだことからです。

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小説自体は非常に楽しく読むことができました。

その中には自分が知らない事実がたくさんありました。

 

西表島の炭鉱の話などその最たるものです。

そんな話をネット上でしている時に「戦争マラリア」の子とも教えていただきました。

気になる内容を調べました。

関連の書籍を探しました。

 

そして届いた書籍が『沖縄戦マラリア事件』毎日新聞特別報道部取材班(1994)でした。

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 夜中に読み始め、時間を忘れて一気に読み終えました。

 

敗戦間際、日本最南端の島々で「戦闘」準備がされていた。身分を隠した残置工作員(スパイ)が暗躍して行われたマラリア感染地への島民まるごと強制疎開。死者3600名。

 

衝撃でした。

 

全く自分の知らない事実の数々。

考えなければいけない事実が数多くありました。

本書野中で真実を求める記者が奔走しますが、それでもまだ知られざる真実が山のようにあります。

 

さらに調べたいことがたくさんでてきました。

 

 

これは教材にしなければいけない。そう感じています。