5年生では、農業や水産業における食料生産の盛んな地域の具体事例を通して調べるようにします。
国民の主食としている「稲作」については必ず取り上げます。
その他、国民との生活と関わり深い「野菜、果物、畜産物、水産物など」については、一つを選択して取り上げます。
ここで注意したいことは、3年生の関連です。
3年生の「地域に見られる生産の仕事」において取り上げた事例が野菜であれば、5年生ではその他の事例を選択することが望ましいでしょう。
また、同じ「食料」という事例を扱っていますが、ねらいが違います。
3年生は、
「地域の生産物を生産する仕事を通して、地域社会に対する理解をふかめること」
5年生は、
「我が国の農業や水産業について理解を深めること」
です。
3年生はあくまでも「地域」。
5年生は「産業」ですね。
どの教科書でも、「水産業」を主に扱っているので、事例選択に関してはあまり意識しなくてもいいことかもしれませんが…。
なぜそうなっているのかということの意味はわかっておいた方がいいでしょう。
ちなみに、工業生産においても同じことが言えますね。