社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

301 5年生「低い土地や高い土地のくらし」嬬恋村のキャベツ

今日の学習内容は二つ。

嬬恋村でキャベツ生産が盛んな理由」と「時期をずらして出荷することのよさ」を考えること。

 

  • なぜ嬬恋村ではキャベツ生産が盛んか?

予想をさせた後、標高図と気温図を提示。

二つを関連づけながら考えさせる。

C「標高が高いから、涼しい」

C「その涼しい気候を利用して栽培している」

 

  • 時期をずらすことのよさ

ブラインドをかけたキャベツの出荷量グラフを提示。

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春にキャベツの出荷が多いことを確認する。

その後、ブラインドを外す。

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C「7月〜10月はほとんどが群馬県産」

C「他が少ないからよく売れる」

C「よく売れるから儲かる」

利益が上がる。という表現を教える。

C「食べる人もたくさんあって嬉しい」

なるほど、消費者目線でも考えているんだ。

このように、立場によって考えることの大切さも伝える。

経済的視点にもつながる促成栽培、抑制栽培の用語も確認する。

 

  • キャベツマラソンでお世話になった嬬恋村役場総合政策課の久保さん登場

YouTube動画で紹介していたキャベツマラソンについて説明。

その時にお世話になった久保さんを紹介。

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予めレコーディングしていた久保さんとのズームのやり取りを見せる。

夏秋キャベツの出荷量のさらに深い話を聴かせていただく。

 

これから久保さんには多くの場面で登場していただく。

今年の個人的なテーマは、「人」に徹底的にこだわること。

こういうときだからこそ人が見える社会科、人とつながる社会科にしていきたい。

 

〈ふり返り〉

嬬恋村の人は、高い土地による涼しい気候を利用して、夏に多くのキャベツの栽培を行っている。他の産地と出荷時期をずらすことで、高い値段で売ることができ、利益が上がる。

私は〜。

 

 

 

久々のリアルな対面式の社会科授業。

ゆっくりと進めたが、子どもたちの聴ききろうとする態度や、一人の発言からつなげて授業つくっていくこと等、大切なことを確認できた1時間でした。

そのため、時間的に厳しかったのは反省点。

十分に板書をとれていなかった子もいるので板書写真はロイロノートで送る。

オンラインツールを有効活用したよりよい授業も模索していきたい。

 

 

やっぱりリアルな対面授業が一番だなぁ。

そんなことを実感した1時間でした。