社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1046 あいまいな言葉から子どもの個性が見える

社会科授業の一場面。

子どもが「~は大変だから」といった発言をします。

「『大変』と言いましたが、どんなことからそう考えたのですか?」と問い返します。すると、「大変」という抽象的な言葉を裏付ける様々な事実が出されます。

それは子どもによって大きく違ってきます。

そこにその子の個性や思考の特徴が見られます。

 「大変」のような抽象的な言葉は社会科授業の中で多く出てきます。

例えば、「工夫」「努力」「意味」「特色」「働き」「想い」「願い」「暮らし」「盛ん」などです。

 抽象的な言葉であるからこそ、具体的な事実とつなげて発言できるようにしたいものです。

 「何が大変だったの?」と訊き合える子どもたちに育てなければいけません。

そのためには、まず教師が子どもの発言に対して問い返していく。

そこからはじめたいものです。