社会科授業の一場面。
子どもが「~は大変だから」といった発言をします。
「『大変』と言いましたが、どんなことからそう考えたのですか?」と問い返します。すると、「大変」という抽象的な言葉を裏付ける様々な事実が出されます。
それは子どもによって大きく違ってきます。
そこにその子の個性や思考の特徴が見られます。
「大変」のような抽象的な言葉は社会科授業の中で多く出てきます。
例えば、「工夫」「努力」「意味」「特色」「働き」「想い」「願い」「暮らし」「盛ん」などです。
抽象的な言葉であるからこそ、具体的な事実とつなげて発言できるようにしたいものです。
「何が大変だったの?」と訊き合える子どもたちに育てなければいけません。
そのためには、まず教師が子どもの発言に対して問い返していく。
そこからはじめたいものです。