社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1169 学級経営5年生

 
届きました。
チームで書いた本。
これはめっちゃ嬉しいですー♪
よろしければぜひお読みください(😊)
 大切なのは3月からの準備、見通しとゴールイメージ♪
少しでもお役に立てると執筆者一同幸せです。
 
以下、本書の「はじめに」より。
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本書は「5年生の学級経営」を対象として執筆した書です。5年生という学年で考えられる学級経営の基礎・基本、行事や活動等を網羅した一冊となっています。
第1章では、「5年生」という学年の特徴や子どもの発達段階、ICTの効果的な活用や学級活動の効果的な展開等、学級経営の急所と全体像を明らかにすることを目指しました。
第2章では、4月〜3月までの1年間の流れの中で、その時期に重要だと考えられるものを配列しました。活動のねらい、ポイント、展開例などを紹介しています。子どもの実態と執筆者の経験をもとにした具体的な実践例を紹介し、板書や図解で視覚的にも捉えやすく解説しています。さらに、学級経営におけるICT活用も意図的に取り入れ、不易流行を意識した内容としています。どの月から読んでいただいてもかまいません。必要とされている箇所から、目の前の子どもたちを想像しながらお読みください。
本書で特にこだわった点は、その月に行いたい学級活動の実践例を掲載している点です。「活動ありき」ではなく「活動を通してどのような力をつけたいのか」を念頭において執筆しました。長岡文雄(1979)は「学級会活動は、子どもたちがとくに自主的自発的に、自分たちのくらしを、納得ずくでつくり出していく活動であって、学級づくりの根幹である。ここで培われた学習の体制が他の学習の基礎となって、学習全体を動的な生気のあるものとしていく。」と述べます。学級経営や学習の礎となるのが学級活動です。しかし、学級活動には教科書がありません。本書が学級活動の教科書代わりになれば幸いです。
また、巻末には本書全体で参考にした書籍や、それぞれの分野でさらに参考になりそうな書籍を紹介しました。さらに深く知りたい方や、広げて考えたい方はぜひご参照ください。その分野でのお気に入りの一冊が見つかれば、これほど心強い味方はありません。我々執筆者も、「学級経営のこの分野ではこの本!」というお気に入りを必ず持っています。ぜひ、読者の皆様の「座右の書」を見つけるきっかけとされてください。
執筆者は、管理職、教育委員会、公立、市立、様々な立場、様々な分野を専門としているメンバーで執筆しました。立場や環境が違えば、見える景色や考え方も違ってきます。そのメンバーで何度も対話と議論を経て、一般性を意識しながら多様な視点で書き上げたのが本書です。「やさしい」一冊になったと自負しています。
私たち教師は「子どもの笑顔が見たい」「子どもに力をつけたい」「子どもの成長を感じたい」「子どもと幸せを共有したい」という想いをもちながら、子どもと共に教室で暮らします。読者の皆様にとって、本書が子どもと共に豊かに歩み、明日からの学級経営の一助となることを願います。
 
2023年3月 
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