社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1389 代理発問

 
子どもたちが「問い」をつくり出し、自問するのは簡単にできることではありません。
豊田久亀(1988)は、
「教師の発問は、彼らがまだ問う力をもっていないために、彼らの発問を代行する『代理発問』である。発問は子どもが自分で問えるようになることをめざす。」
と述べます。
 まずは教師の発問からはじめ、徐々に子どもが自ら問えるようにしていくことが重要です。最終的には子どもが自問できるようになることをめざします。
〈参考文献〉
『明治期発問論の研究―授業成立の原点を探るー』豊田久亀(1988)ミネルヴァ書房