社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1399 筑地久子のカルテ

築地久子氏関係の書籍はいくつか見かけますが、筑地氏の単著はこれだけでしょうか。
それだけに、筑地の生の言葉が綴られています。
圧倒的に「個」を見る力からあらわれる授業のあり方。
それは、詳細で継続的な「記録」からきています。
 ICTを活用することで、実は今その「記録」を即時的にとり、活用しやすくなっています。
上田薫は、『ひとりひとりを生かす授業ーカルテと座席表ー』(1970)の中で、
「カルテは教師がイマジネーションをぞんぶんに発揮してたのしむ場なのである。」
と述べます。
築地と同じようにするのは到底無理ですが、座席表、カルテを今一度見直し、イマジネーションを働かせながら自分なりに味わって実践していこうと思っています。