社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1475 一人の発話量の多さ

「一人ひとりの子どもの発話が長い」
というご意見をいただいた。
「この子」が自分の考えや想いを語ることのよさがあるとともに、その尺の長い言葉の意味を汲み取れない子や、最後まで整理して聴ききれない子がいることも事実。
 聴いている大人からすると、その発言はわかりにくく、まとめたりしがちでもある。
でもそれは大人の論理で、「子どもは子どもがたどたどしくても話している内容の方が実は入りやすい。」と、平野朝久先生が昼食をご一緒させていただいた際におっしゃっていた。
なるほどな、と思う。
たぶんそれは、学級の中でのその子「らしさ」が周りの子に浸透してきたからでもあると思う。
教師がすぐに介入したり、翻訳をしてしまうことで、その子「らしさ」、その子「らしい」発現の共有を実はつぶしてしまっていたのではないかと自戒する。
もちろん、教師の介入も必要で、要はそのバランスと感覚なんだけど、やっぱ難しいなw
ただ、以前よりも「間」と待つ時間が多くなってきたのは事実。
公開後のこの2日間はエネルギー切れてたけど、また授業動画から省察的に振り返っていこう。