社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

118 『美しき愚かものたちのタブロー』原田マハ

今、最も楽しみにしていた小説が届きました。

『美しき愚かものたちのタブロー』

原田マハ氏の新著。

国立西洋美術館の礎“松方コレクション”の奇跡を描く物語。

史実に基づくフィクションです。

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 今からじっくり読み進めようと思っています。

僕の大好きな『リーチ先生』と同じぐらい期待できそうな感じです。

yohhoi.hatenablog.com

 

 

そして、この夏に東京へ。

必ず訪れたい展覧会。

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早く行きたいな。

きっとこの小説を読み終えた時には、その熱ももっと高くなっていることでしょう。 

 

117 第5回ALL社会科セミナーIN梅田

【第5回ALL社会科セミナーIN梅田】2019.7.13(Sat)

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今回のテーマは「ノート指導」。
超「具体」の話になります。
実際の子どもたちのノートをバンバン紹介します。
ノートの書かせ方とか、そういう形式的なことだけでなく、子どもたちが書いた言葉から何を読み取り、何を視点として大切にするのか。
そんな話になればと思います。
 
ぜひご参加ください。
(今回の会場は「梅田」です!)

116 嬬恋キャベツマラソン

嬬恋村は、5年生のある社会科教科書に掲載されている事例地です。

 実は2年前、嬬恋村を教材にしようと思い、嬬恋村役場へお電話させていただきました。

対応してくださったのはKさん。

多くのことを教えてくださっただけでなく、なんとパンフレット等も送ってくださいました。

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子どもたちは大喜び。

本当に親切で丁寧に接してくださいました。

もうその時から嬬恋村が大好きになったのです。

Kさんのおかげです。

だから、絶対にいつか行きたいと思っていました。

そして、Kさんに会いたいと思っていました。


親切にされたら会いたくなるし、誠意を持って接してくれたらそれを返したくなる。

人のつながりってこういうものだと思います。

 

今年、その念願が叶いそうです!

ちょうど1ヶ月後の6月30日(日)、嬬恋キャベツマラソンに参加です!

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Kさんも本部におられるということで、お会いできるのが楽しみです(^_^)

 

その前に…爆坂に向けてしっかり体を鍛えておかなければ(^_^;)

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115 『罪の声』塩田武士

グリコ森永事件を基にした話。

リアルすぎます。

フィクションとノンフィクションの境目がわからなくなるような作品。

登場人物や関係、日付等をメモしながら読み進めました。

 

事件の裏側、過去を追うだけではなく、現在をみること。

視点を変えれば様々なことがみえてきます。

加害者側ではあるが、被害者的なその子どもたち。

自分の意志ではなく巻き込まれた子どもたち。

その事件の真相を知ると胸が苦しくなります。

本当に切なすぎます…。

 

現実の人々は、今どこでどうしているのだろう。

そんなことを思わずにはいられない読後感でした。

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114 5年生社会科No15「群馬県嬬恋村」

嬬恋村のキャベツ生産について調べることを通して、高地の涼しい気候を生かした工夫について理解することができる。

群馬県の地図提示

T「群馬県嬬恋村といいます。地図帳で探します。見つけたら赤で○をつけてその場に立ちます」

T「どんな場所に位置していますか?」

C「山の高い場所」

T「標高700〜1400mぐらいあります。この嬬恋村で有名なものがあります」

※T-キャベツpp提示

C「?緑?」C「キャベツだ」C「すごい量」C「一面のキャベツ畑」

※T-春キャベツ収穫量提示

C「あまりたいしたことないよ」

※T-夏秋キャベツ収穫量提示

C「群馬県ダントツ!」

T「なぜ群馬県は夏キャベツの栽培がこんなにさかんなのでしょう?」

※C—予想

※T-東京都の月別気温変化グラフ提示

C「嬬恋村の方がずいぶん涼しい」

C「そうか、山の涼しい気候を利用してキャベツの生産がさかんなんだ」

※T-キャベツの出荷グラフ提示

C「7,8,9,10月、夏や秋に群馬県の出荷が多い」

T「他の都道府県が出荷しない夏や秋に出荷することでいい面があるのかな?』

C「他が出荷する時期とずれているから高く売れる」

T「でも山だから消費地まで運ぶの大変じゃないの?」

C「今は道路も作られているから大丈夫だと思う」

※T-NHK群馬県嬬恋村のキャベツづくり〜高い土地の農業〜」

※T-日本地図提示

C「嬬恋村消費地である東京や大阪にも比較的近いね」

※T—定温輸送トラック提示

C「キャベツが痛まないように運ぶ低温輸送をしているんだ」

T 「さて、高地の涼しい気候を生かした取り組みはこれだけだと思いますか?」

C「涼しい気候を生かした観光をしていると思う」

C「広い土地を生かして牧場で牛を飼ったりしていると思う」

C「冬はスキーなどが人気だと思うな」

※T-キャベツマラソンを紹介「今年走ってきます!」

嬬恋村の人々は高い土地による(涼しい)気候を利用して(夏にキャベツを多く生産している)。その他に〜な工夫をしていると思う。私は〜。

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113 5年生社会科No14「利水」

海津市の農業について調べることを通して、海津市の人々が豊かな水を生かして生活していることを理解することができる

※「上げ舟」をpp提示

T「この「上げ舟」、避難以外にも使用していました。何に使っていたと思いますか?」

C「移動するのに」「荷物の運搬」「田植え」

T「こんな風に使っていました」

※T-田舟pp提示。

T「田舟と呼ばれていました。堀田という田で使われていました」

※T-堀田提示。

T「今でも使われているのと思いますか?」

C「使われていないと思う」

T「そう。今はもう使われていません」

T「なぜ田舟は使われなくなったと思いますか?」

C「水が少なくなった」

C「田が整理された」

※田の変化pp提示

C「田がきれいに整理されたんだ」

T「田がきれいに整理されるといいことあるのかな?」

C「田の面積が大きくなった」C「トラックを使って運びやすい」C「機械が使えるようになる」

T「今ではこんなものを使っていますね」

※コンバインなどを提示。

T「ここでとれるお米がこれです」

※はつしもの実物を提示。「福江営農」

T「美味しいお米づくりに必要なものは?」

C「水」「土」p25C「洪水のたびに上流から栄養のある土が運べれてきたんだ」

T「たまたまですが、ここの社長さんにも会えたのですよ」

※福江農場後藤さんの動画

※福江農場年間の作業体系提示

C「あれ、小麦や大豆は水はあまりいらないよね」

※暗渠排水提示

C「うまく排水されているんだ」

T「では、他にどのような利水をしていると思いますか?」

※予想

C「温泉」「のめる水道水」「スポーツ」「水力発電」「川魚料理」「プール」「水族館」「農業用水」「植物園」等。P26※教科書から探させる※p26電子教科書の動画

NHK未来広告ジャパン!「高い土地と低い土地」クリップ「輪中の現在のくらし」

海津市の人々は、(豊富な水)を生かして工夫して生活をしている。例えば〜。

私は〜。

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111 第12回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会

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【第12回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会】

日時▶5月30日(木)18:30〜20:30

場所▶三田まちづくり恊働センター 第3会議室

会費▶参加者で割る

内容▶小学校 新学習指導要領 社会の授業づくり(明治図書)の読書会

     事前に読んでおき、気になる内容、疑問に思う内容について対話する。

会後▶「嬉しや」にて会食

 

少人数でディープに学びます。

よろしければご参加ください。

(持参物)

※必須

〇『小学校学習指導要領(H29年告示)解説 社会編』

◯『小学校 新学習指導要領 社会の授業づくり』澤井陽介(明治図書

 

◎これまでの経過と今後の予定

第1回  5月30日 社会科の内容構成、歴史学習について

第2回  6月20日 5年生の目標 産業を発展させる情報

第3回  7月26日 総説(改訂の趣旨)

第4回  8月21日 総説(社会的な見方・考え方)

第5回  9月18日 総説(社会科の目標)

第6回  10月24日 第3学年

第7回  11月26日 第4学年

第8回  12月20日 第5学年           

第9回  1月23日  第6学年  

第10回  2月6日  第6学年(歴史単元)         

第11回  3月28日 第4章(指導計画の作成と内容の取扱い           

第12回  5月30日 『小学校 新学習指導要領 社会の授業づくり』(明治図書)☚次回はここです

110 5年生社会科No13「克水②」

☆治水工事について調べることを通して、水害からくらしを守るためにさまざまな努力や工夫をしてきたことを理解することができる。

T「120年前の海津市を提示します」

※T-120年前の海津市をpp提示。

C「うわ、ぐちゃぐちゃだ」

C「輪中がいっぱいある」

T「輪中が80もあったそうです」

T「どうしたと思う?」

C「整理していったのかな」

T「これでは困ると言って工事が行われました。このようになりました」

T-※現在の海津市をpp提示

C「川がまとまった」

C「めっちゃすっきりした!」

T「この作業、簡単にできると思う?」

C「いや、大変」

C「でもどうやったらこうなるのか気になる」

T「そうですよね。だれが、どのようにして、ですね」

T「では、だれがどのようにしたのか見てみましょう」

NHK未来広告ジャパン!「高い土地と低い土地」クリップ「デレーケの治水工事」2:52

T「なぜオランダの人だと思う?」(0:47で動画ストップして)

C「オランダの人がそういう技術をもっていたから」

(動画—オランダの国土のほとんどが海抜0m。水害を防ぐ様々な工夫が考えられていた国)

T「なぜ植林するのですか?」2:20

動画後

T「つまりデレーケは何をしたのですか?」

C「土地の高さも調べ、川の流れの速さ、水量等、細かく川を調査した」

C「川の流れを整理し分流を減らした」

C「川の流れそのものを変えた」

C「25年かけて工事し、その結果水害が激減した」

T「このように水の被害や問題を克服することを「克水」と言います」

★輪中に住む人々は工夫をして水害からくらしを守ってきた。

ヨハネスデレーケ)による治水工事では(川の流れを変え、分流を減らした)。

その結果(洪水も激減した)。私は〜。

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109 『第2回社会科+αの会』

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「社会科+αの会」第2弾です。

今回は坊勢にて漁業体験。

実際に船に乗って沖へ出かけます。

お子様の参加も大歓迎!

お昼は美味しいお魚をいただきます。

その後、姫路労働会館にて5年生社会科漁業単元の授業づくり。

夏休み明けの社会科授業にピッタリです。

なお、参加費は、船代を参加者で分割いたしますので流動的となっております。

ご了承ください。 

 

〈日 時〉 2019年8月24日(土)

〈場 所〉 妻鹿漁港      

              坊勢島

      姫路労働会館

〈講 師〉  坊勢の漁師さん

       宗實直樹(関西学院初等部)     

〈参加費〉 3500円〜4500円(漁業体験料を含む。人数によって変動)

〈定 員〉 15名

〈日 程〉

 9:00〜12:00

      妻鹿漁港集合

      漁業体験

12:00〜13:30 

      妻鹿漁港にて昼食

      移動

13:30〜14:30 

      宗實直樹「5年生「水産業のさかんな地域」の授業づくり」

14:45〜16:00 

      漁業単元授業づくりワークショップ

 

☆事務局 社会科+αの会(syakariki2016@gmail.com

 お申し込みは以下の「こくちーず」にて

https://kokucheese.com/event/index/566388/