社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2127 自立的な学習者を育てる教師の条件

1. どの子も主体的に学ぶ有能な学習者であるという立場に教師が立つこと 教師は、すべての子どもが潜在的に有能な学習者であるという信念を持つことが重要です。 これは、子ども一人ひとりが自分の力で学ぶ能力を持っており、それを引き出すのが教師の役割で…

2126 辿る

先日は川上康則先生菊池哲平先生とオンライン鼎談をさせていただきました。 めっちゃ愉しかったです。 あっちゅうまに時間が過ぎていました(^_^;) ただ、実のある話やご質問に正対したお話もできずにめちゃ反省しています。 お二人の引き出し方がうまいだけ…

2125 あしたをさがす

著者の加藤賀一氏は大正七年生まれ。本書には戦後当時の様子や教育についてエピソードを交えながら詳細に記されています。当時、氏が何をして、何を考え、何を信じていたのか、様々な角度から読み取り感じることができます。激動の時代を生きてきた氏の、正…

2124 第87回「社会科の本を読みこむ会」『発問のデザイン』

拙著を扱っていただきます^_^いっぱいご批正いただき、いっぱいやりとりしたいです!色々裏話もいたしますwよろしければご参加ください。ーーーーーーーーーーーー日時▶ 9月28日(土) 20:00~21:00 場所▶Zoom内容▶ 『「発問」のデザイン 子どもの主体性…

2123 第1回 全国社会科実践サミット

みなさま、今、以下のような形で話が進んでいます。内容は色々とおもろいこと考えていますwぜひ予定を空けていただけると嬉しいです^_^■2025年8月10日(日)11日(祝)開催予定■場所は今、世界遺産のある「姫路」が候補として上がってきております^_^■全都…

2122  『この子』の学び方と子ども観

第2回のテーマは、 「『この子』の学び方と子ども観ー社会科における子どもの思考の癖を読み、子ども理解を深めるー」 です。 この講座では、社会科の授業を通じて、子どもたちがどのように考え、どのように学びを進めているのかを深く探ることに焦点を当て…

2121 初志の会「カルテ」に関わる参考文献

以下、参考になれば…。 上田薫/静岡市立安東小学校(1970)『ひとりひとりを生かす授業―カルテと座席表―』明治図書 上田薫(1973)『ずれによる創造―人間のための教育』黎明書房 上田薫(1973)『層雲―教育についてのエッセイ』黎明書房 池田満(1974)『個…

2120 子どもがする授業

「子どもがする授業」は、従来の「授業は教師がつくるもの」という考え方から一転し、子ども自身が授業を創造するという理念に基づいています。これは、子どもの可能性や人格を尊重し、子どもたちが授業に寄せる願いや主張を教師が鑑みて、授業の進行を子ど…

2119 人間の壮大なドラマ

美術の歴史の裏側には、人間の壮大なドラマが詰まっています。どんな作品も、その時代や文化の中で生まれ、作った人たちの情熱や苦悩、時には戦いや政治の影響まで映し出している。美術って、単に「美しいもの」を描くだけじゃなくて、その背景には深い人間…

2118 「見えない世界」を「見えるもの」に

鈴木正気「川口港から外港へ」 70年代に行われた鈴木正気の実践は73年の「うおをとる(2年生)」、74年の「久慈の漁港(5年生)」、76年の「いさばや(3年生)」、77年の「川口港から外港へ(4年生)」となっています。すべて水産業としての教材で一貫さ…

2117 評価テストの見直し

市販されてる評価テストって、ほとんどが知識「覚えたこと」を問う問題がメインです。 「思考・判断」と記されている箇所も実はほぼ知識問題です。 このタイプのテストばかりやってると、子どもたちも「大事なのは暗記することだ」って思いがちに。 でも、本…

2116 第2回 社会科授業のつくり方講座

来週15日(日)10:00~11:30です。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■第2回「この子」の学び方と子ども観ー社会科における子どもの思考の癖を読み子ども理解を深めるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー社会科における子どもの思考の癖…

2115 「教科書」について再考

5年前に取り組んでいた教科書研究を、改めて勉強し直しています。 独自の色が強い社会科授業ももちろん価値がありますが、誰もが実践できる、持続可能な社会科授業も大切だと感じています。 そう考えると、やはり教科書をどのように活用するかが鍵になると…

2114 「ずれ」について

8/24日の姫路の学習会で、「ずれ」という言葉が教育の中でいつから、誰によって使われ始めたのかというご質問をいただきました。さまざまな文献を調査しましたが、「ずれ」という言葉が教育現場で使用され始めた正確な時期や、特定の人物を特定するのは難し…

2113 現場の児童研究

子ども一人ひとりの「個」を深く理解するための重要な一冊です。 教育現場での具体的な事例や分析を通じて、子どもの成長や学びのプロセスに対する洞察が得られる内容となっています。 子ども研究を進める上で欠かせない一冊。 子どもたちをよりよく理解し、…

2112 「実践記録」の意義と問題点

実践記録について僕は肯定的ですが、本書は実践記録について批判されています。 どんな批判があったかを把握しておくことは自身の論を立てる上で重要ですね。 具体的に、実践記録のもつ「呪術的性格」とした問題点を著者の清水義弘は指摘しています。 簡単に…

2111 教師の行動と意思決定

教師の「行動」と「意思決定」に焦点をあてて対話すると何かが見えてきそうな気がします。実際、これを参考に他教科でまとめて送ってきてくださった方もおられます。「超具体」で対話してみたい。

2110 変わらない

節目に手に取る本は、何年経っても変わらないものですね。そういう本には、やっぱり本質的なよさがあるのでしょう。 今日、しみじみと並行して読んでいた2冊。それぞれの言葉が響き合い、心の中で深まる感覚があります。今日もまた、その本たちに問いかけら…

2109 社会科授業のつくり方講座「第2回 『この子』の学び方と子ども観」

第2回のテーマは、 「『この子』の学び方と子ども観ー社会科における子どもの思考の癖を読み、子ども理解を深めるー」 です。 この講座では、社会科の授業を通じて、「この子はどんなふうに考えるんだろう?」とか「どんな学び方をしているのかな?」という…