2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
よい言葉です。しかし、その実現がいかに難しいかを考えさせられます。実際、教育の場で子どもに根ざした実践をするためには、深い理解と長期的な関わりが必要です。信州社会科教育研究会のような民間団体の活動は、まさにそのような子ども中心の教育を支え…
「授業分析という仕事は、学校の体制を大きくゆり動かす。これはわたくしたちの最初予期しなかったことである。学校長以下職員の授業を見る目、子どものとらえ方が、飛躍的に深まり、教職員全員の協力(男女、新進と熟練者、教科分担などの区別を超えての協…
ずっと意識をしている5つのこと。
社会科の本道は、児童の実態に即し、彼らの考え方や価値観の発展に寄与することである――重松はその信念を繰り返し説きました。社会科教育の本質がそこにあるからこそ、その指導は一筋縄ではいかず、現場の教師たちは絶えず創意工夫を求められます。その難し…
子どもが予想することってけっこうあるけど、予想することの意味って意外と多い。子どもが自分で学んでいる際、子どもがどんな風に予想しているのかをよくみられるようにするために、教師はその意味をいくつか知っておいた方がいいかな。
奈良女子大学の土谷正規氏による一冊です。氏が1年生を3回連続で担任した際の貴重な記録でもあります。1年生の子どもたちの成長や学びに対する深い洞察が詰まっています。特に1年生担任の先生方にとって、実践的かつ参考になる内容となっています。また、総…
読み返しながら色々と考えます。 子どもの認知過程を理解する上で、認知機能の個人差を考慮することは非常に重要です。子どもたちがどのように学び、知識を構築していくのかを捉えるためには、外に見える成果や行動だけでなく、子どもの内部で起こっている認…
「とらえなおす」「みなおす」という言葉が、これからの実践における重要なキーワードとなりそうです。日々の教育活動においても、既存の考えや方法をただ繰り返すのではなく、常に新たな視点で見直し、再評価していくことが求められます。これが、子どもた…
以前からよくいただく質問の一つに、「子どもが自分たちで追究する学習形態で、到達させたい目標に子どもたちが本当にたどり着くのか」というものがあります。「到達させたい目標」とは、社会科で言えば、概念的知識や抽象度の高い知識のことだと考えられま…
以前、外で校内研修のことについてもお話する機会をいただきました。色々と考えました。伊藤功一氏が提起する校内研修の問題点は、現場での改善を考えるうえで非常に重要だと考えます。氏が主張する各項目に関して見ていくと、さらに多くの問題点が浮かび上…
全3回にわたる教科書活用セミナーがおわりました。 ご参加いただいた多くのみなさま、ほんまにありがとうございました! 長きにわたり事務局を担ってくださったお二人には感謝しかありません! 僕自身、「教科書」について再度捉え直す機会をいただき、色々…
来週11月24日(日)10:00~11:30です!やっぱり教師の「技術」は必要で…。表の技術を中心に、「受け」の技術や微細な技術についても説明し、みなさんでやりとりしたいと思います。教育における「技術」は愛情のあらわれだと捉えています^_^ ◼️お申し込みはこ…
「名著を切り口に、戦後から現在に至るまでの社会科教育を俯瞰し、今なお、その圧倒的な熱量を肌で感じ取ることができます。「初期社会科」「授業実践」「方法論」「内容論」といったシーンを分類し、社会科教育の壮大な旅を体験できます。」(東洋館出版社H…
・昭和22年(1947年)1月16日・港区立桜田国民学校・2年生教室「郵便ごっこ」戦後、日本ではじめて行われた社会科授業。授業者は「日下部志げ(当時49歳)」日本ではじめて社会科授業をされた方。知っておきたい事実はたくさんあります。詳細は以下の通り。…
本書の意義は、社会科教育における経験主義的な教育観を克服するための豊かな方法論を示している点にあると感じました。特に、「教科構造論」の確立に向けた道筋を明示し、科学的で国民的な教育課程を構築する上での指針を示しています。 さらに、教科教育と…
「子どもの資質・能力を育成するために、『考えること』と『教えること』がどう結びつくか」について書かせていただきました。社会科教育においては、子どもたちが主体的に考え、学びを深めるために、教師が教えるべきことと、子どもが考えるべきことが密接…
1 学習の一貫性と知識の相互連携を生む縦横の軸の重要性 「縦の軸」と「横の軸」は、学習を通して一貫性をもたせ、知識を相互に関連づけるために重要な考え方です。「縦の軸」は学年を超えて継続されるテーマのことで、学年間のつながりを形成します。一方、…
そもそも「気付き」は、どの教科においても学びの根っことして重要な要素です。 特にこれからの教育では、子どもの問題発見が重要だと言われているように、自ら新たな視点や理解を得る「気付き」の力が重要視されるでしょう。 気付きとは、自分の中にある問…
「実践記録の特殊と自己の実践の特殊とをつきあわせ、その間に普遍的な価値を見出し、日本の教育の歴史のなかへ位置づけてゆくという態度で自らの実践の方向をもとめていくのでなければならないのではないか。そういう実践記録からの学び方があるにちがいな…
奈須先生のお話の中には、重松鷹泰の話題がよくとりあげられます。 その中でよく感じるのは、「当たり前のことを当たり前に、誠実に行うことの大切さ」です。 重松氏の教育論が持つ力強さは、まさにこの誠実さに根ざしているのではないかと感じました。 そし…
子どもの困り感、必要感から作成したものです。これをもって子どもは個別学習を進めます。きっとまた随時変更されます。
主催の嶋田さんとはもうかれこれ10年以上の付き合いかなぁ〜。富山は僕にとって心の故郷になっています^_^そんな富山、富山大学教育学部附属小にて、昼から社会科の会です。ガッツリ社会科軸の話をしますw前回同様、富山大附属の土合さんや堀川小の犀川さ…
今週11/9(土)はこちら! 最近教科書に関する話題が多くあがります。 必要感があるにもかかわらず、あまり語られないところかもしれません。 社会科好きな方は自分で教材つくりますもんね(^_^;) でも、教科書の内容もすぐれた教材です! 今回は、「教科書と…
子どもが何かに没頭して取り組む姿には、学びの本質が表れていると感じます。土谷正規が述べているように、完成されたものをただ受け取るだけではなく、自ら手を伸ばし、動かし、考えを巡らせ、試行錯誤を重ねながら形にしていく体験こそが、真の学びを生み…
奈良女子大学附属小学校で副校長を務めた土谷正規先生の定年退職前に編纂された一冊です。土谷氏の仕事は多岐にわたりますが、この本では特に「体育の授業」に焦点が当てられています。ただし、体育に限らず、集団指導論や総合学習論、健康増進論(増健論)…
以下、たぶん、すべて経験済w◼️浪費型社会科実践 教材の選定が教師の好き嫌いに基づいているケース。教えている学習内容が正しくない。学習の目的が明確でないため、学びが散漫になりやすい。歴史人物のエピソードを気ままに話すだけで、特定の学びを促進す…