社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

53 ゲームも意図的に

新学期が始まる前なので、投稿も学期はじめに合ったものにしてみます。

 

さて、だれもができて最も簡単なゲームと言えば、やはり「じゃんけん」です。

学期はじめ等にもよく行われるじゃんけんゲーム。

バリーションの順序も考えて行いたいです。

 

1,普通にじゃんけん

2,後出しじゃんけん→反応

3,スーパーじゃんけん→かけひき

4,全力ジャンケン→解放

5,じゃんけん自己紹介→勝った方から名前と好きなものをきく。最後に覚えている分発表してもらう。

6,セブンイレブンジャンケン→7か11になったらハイタッチ

 

1〜4はいいわゆる教師対子どものT-Cゲーム。

5,6は子どもと子どものC-Cゲーム。

いきなりC-Cゲームをするのではなく、まずはT-Cゲーム。

そこでルールを徹底。学級の様子を見、場の空気をあたためてからC-Cゲームに移ります。

T-Cゲームをしている時に「これはC-Cゲームを行うと危険だな…」と思った時はあえてC-Cゲームを行わないようにすることも必要です。

C-Cゲームが必ずしも子どもを結びつけるのではなく、お互いを傷つけ合う恐れがあることを教師は知っておくべきです。

意図的に段階的に取り組むことで、ゲームを行う意味がでてきます。

 

ちなみに、C-Cゲームを行っている時に教師はどのように関わるべきか。

①教師も子どもの中に入っていっしょに楽しむ

②子供の様子を外から見ておく

どちらがいいのでしょうか。

どちらにしても、それぞれ意図をもって関わりたいものです。

 

〈参考文献〉『学級開き&学級じまいアクティビティ50』赤坂真二編著 明治図書(2018)