【ねらい】
☆歴史学習は、地球誕生の歴史からみると、最近のことを学ぶ学習であることを理解することができる。
☆自分には多くの祖先が存在し、今の自分に命のバトンを受け継いでくれていることを理解することができる。
※地球46億年の歴史を1年間に例える。
※黒板に明記
T「地球誕生を1月1日午前0:00とし、現在を12月31日午後12:00とすると、人間の登場はいつだと思いますか?」
C「8月ぐらい?」
◆地球誕生1月1日午前0:00
◆現在12月31日午後12:00
T「生命誕生は2月25日です」
T「魚類誕生は11月20日」
C「え、そんなに遅いんだ」
T「答えは…12月31日。
さらに、午後11時59分。
さらに、59分46秒」
C「え〜!じゃあ人間が誕生してたった14秒間だけ!?」
T「そうです。これから勉強するのは、この14秒間の歴史」
T「ちなみに、20世紀が始まったのは午後11時59分59秒で、わずか1秒」
C「たったそれだけなんだ…」
T「地球誕生から考えれば、人類の歴史はたったの14秒。
この間にめざましい発展をとげます。
それをこれから勉強していきます」
★人間の歴史は意外と短い。
歴史学習は、 地球誕生の歴史からみると最近のことを学ぶ学習だ。
T「これを見てください」
C「およそ50年前には4人のご先祖様」
C「およそ100年前には16人のご先祖様」
T「あなたたちが今ここに生まれるために、全部で何人のご先祖様がいたと思いますか?」
※Cー予想。
※Tープリント配布。
※Tー人物写真を提示し、歴史上の人物を見せながらご先祖様の人数を言わせる。
C「え〜、すごい数になるんだ!」
C「こうやって命が引き継がれているんだね」
T「命を引き継ぎ、国づくりのバトンリレーを学ぶのが「歴史」ですね」
T「先祖が古い時代に国をつくり、文化をつくり、命がけで敵と戦い守ってきた。そういう国づくりの努力があったからこそ今の日本があり、我々がいます」
〈参考文献〉
佐々木潤『社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術』(明治図書)
齋藤武夫『授業づくりJAPANの日本が好きになる!歴史全授業』(授業づくりJAPANさいたま)