お礼が遅くなりましたが、「第17回学級力向上セミナー〈算数科編〉」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
前回の社会科に引き続き、今回は算数科で教科書活用研究を進めてきました。
社会科との差異を念頭に、算数科ではどのように活用するべきなのか考えてきました。社会科と算数科を合わせて研究することで見えてくるものもありました。
我々のこだわりは「授業」です。
授業を受ける児童を公募し、生授業を参観する形にして4年目になります。
実は、その当時から4年間盛山隆雄先生の授業を受けてきた子どもたちが3人いました。
その子たちはもう6年生。
いよいよ卒業です。
授業を終え、退場していく子どもたちの姿をみて感慨深いものがありました。
その子たちが参加してくれてこのセミナーは成り立っていました。
そこには我々のサークルと子どもたちとの「歴史」が確かにありました。
そして、盛山先生と子どもたちの「歴史」も確かにありました。
その子たちも毎年楽しみにしてくれていました。
「中学生の部をつくって、また盛山先生の授業を受けたいです」
と書いている子がいます。
微笑ましいです。
それだけ楽しみにしてくれていたのだと嬉しくなります。
その他の感想でも、他の児童の名前が出ています。
「他の人の発表のおかげで」と、他者を意識する言葉も綴られています。
授業後に話をしても、「○○さんがすごかった」等の言葉がきけました。
参加してくれた子どもたちは学校も違う子どもたちです。
それでもたった1時間で子どもたち同士が敬意をもち、つながる感覚を覚えています。授業の本質を感じさせてくれる時間となっています。
1時間の授業を通して子どもたちが幸せになっているのです。
盛山先生の授業を見せていただく度に、大切にしなければいけない「何か」をいつも再確認させていただいています。
僕も明後日は他校の子どもたちと授業をさせていただきます。
とにかく誠実にやりたい。
ただそれだけです。
子どもたちがほんの少しでも幸せな気持ちになる時間にできるようにしたいです。