社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

240 第18回『小学校学習指導要領解説<社会編>』を読みこむ会」2019.11.29(金)

●日時:11月29日(金)19:30~21:30

新学習指導要領の読み込みを終えて、社会科書籍を読み込む会になっています。

名著や価値ある書籍を読み合い、語り合っています。

今回は、

 『社会科の授業設計』と『社会科の授業分析』岩田一彦 著

正に名著です。

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僕が最も勉強させていただいているのが、氏の「問いと答え(知識)」の関係についてです。

問いと知識の質を検討することで、授業を構成していくことの大切さが論じられています

また、氏は本書の中で、

「社会科で分かるとは、「社会的事象の関係」を知ることである。なかでも「社会的事象間の因果関係」を知ることが本質的分かり方である」

とはっきりと述べられています。

因果関係と言っても、「現象的因果関係」や「本質的因果関係」等、その質にもレベルがあることが述べられていて大変興味深いです。

同じ「原因→結果」でも、そのレベルは変わってきます。

「なぜ?」を繰り返すことでより社会的事象の本質が見えるようになってくるのでしょう。

 

自分自身が実際に授業を行うときに設定している問いは、どのレベルで構成されているのか、吟味できるようになります。

分析的に授業を行いたいものです。

いや〜、明快でした!

 

次回の書籍はこちら!

『教材づくりの発想』 藤岡信勝日本書籍

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これもまた楽しみです。