以下のグラフを見せます。
圧倒的に兵庫県が多い。
何の数のベスト5かを考えさせます。
実に様々な予想が飛び交います。
ポイントは兵庫、広島、香川、大阪、山口、5つの都道府県がランクインしていること。
そう、瀬戸内海に面した地域。
勘のいい子は、気候と関係していることに気づきます。
「きっと、瀬戸内海の気候に関係しているんだ」
「瀬戸内海の気候は降水量が少ないから…」
一通り推論させた後、答えを提示します。
ため池の数なのです。
ため池が多い場所を見せます。
見ていただいたらわかるように、無数のため池が広がっています。
「え〜!こんなに多くあるんだ!」
と、この様子に子どもたちも驚きをかくせません。
「なぜこんなにため池が必要なのでしょう?」と問います。
「雨の少ない地域だからそれだけ水が大切なんだ」と、子どもたちは既習事項と関連付けて答えます。
ため池の事実から、「瀬戸内海の気候は降水量が少ない」という特色が子どもの記憶に定着されるでしょう。
この授業も子どもの「ふとした問い」から生まれました。
「ふと、思うこと」
とってもいいなと思います(^_^)