子どもたちとテストのふり返り、分析をしていました。
T「なぜ嬬恋村では夏でもキャベツの生産がさかんなのですか?」
という問題。
多くの子どもたちが
C「夏でも涼しい気候だから」
と書いていました。
T「じゃあ、なぜ夏でも涼しい気候なのですか?」
と問うと
C「高い土地だから」
と答えます。
まとめると、
「高い土地で夏でも涼しい気候だから、嬬恋村では夏でもキャベツの生産がさかんだ」
となります。
T「なぜその地域にため池が多いのか?」
という問題。
多くの子どもたちが
C「水不足になりやすいから」
と書いていました。
T「じゃあ、なぜその地域は水不足になりやすいのですか?」
と問うと
C「瀬戸内海は季節風の影響で1年中降水量が少ないから」
と答えます。
まとめると、
「瀬戸内海は季節風の影響で1年中降水量が少なく水不足になりやすいから、ため池が多くつくられている」
となります。
つまり、結果(事実)に対して「なぜ?」を問い、原因(理由)を引き出す。
そしてさらに「なぜ?」を問い、原因(理由)の原因(理由)を引き出すような感じです。
「同じ答えるにしても、深さが違うよね。
一度自分が出した答えに対して何度も「なぜ?」を問えるような癖がつけられたらいいよね。
これはテストだけの問題じゃなく、日常でも色々と考える時も使えるよね」
といった話をしました。
今回、子どもたちがそこまでできていなかったのは自分自身の指導不足。
反省です。
でも、これを生かして次につなげます。
<参考文献>
実践!社会科授業のユニバーサルデザイン 展開と技法村田 辰明 (編著),社会科授業UD研究会 (著)2019