社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

945 すべての子どもの学習権を保障する

授業UDと個別最適な学びの共通点は、「すべての子どもの学習権を保障すること」です。
アプローチが違いますが、「だれひとり取り残さない」という理念を共にもちます。目指すものは変わりません。
我々は、すべての子どもが乗れる文脈を考えることが重要です。
一斉授業の中で乗れる子もいるし、個別に時間を与えられ自分で選択する機会があることで乗れる子もいます。
教師がしたいことの文脈には乗れない子の多くはそうかもしれません。
また、一斉授業でしか捉えられない子どもの姿もあります。
個別学習でしか捉えられない子どもの姿もあります。
だからこそ、教師は環境を整え、より多くの学びの場を提供します。様々な学びの場で、子どもをより多面的に見取る機会を増やします。
多様な子どもたちの個人差を捉え、その個人差を生かせられるような教師の働きかけが必要となります。
そして、子ども自身が自分に適した学び方にも気づいていきます。
「先生に教わるときは〜」
「友だちと学ぶときは〜」
「一人で学ぶときは〜」
「〜」の中身を自分で言えるようになることが重要です。
教師がより豊かに子どもを見取るためにも、子どもが自分に適した学びをみつけるためにも、とにかく色々とやってみて経験することです。