われわれ教師は、子どもを理解しようとするために、子どもの事実を根拠に子どもをさぐり続けます。
教育用語としてよく使われる「見取り」は、子ども理解とほぼ同義と考えられますが、教師の働きかけが前面に出る感じがします。
子どもを「見取る」とは、
・積極的に、意識的に、継続的に、子どもに関わること ・子どもの内面をありのまま、まるごととらえようとすること ・子どもの世界に近づこうとすること |
と考えます。
子どもの「見取り」は、子どもの事実を根拠に子どもをさぐり続けることです。
それを支えるのは、子どもへの共感、愛情、敬意、願いであり、教師の感性、人間観、子ども観、授業観です。