社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1024 共有財産にする

社会科を専科等でしていない教師にとっては、教材発掘、教材化は至難の業です。
1年に何本も教材化できる訳ではありません。
例えば、1年間に1本だけ開発しようと決めてみるのはいかがでしょうか。
当たり前ですが、1年間に1本開発すれば、5年間で5本。
それだけでもたいしたものです。夏休み等の間に少し考えるのでもいいのではないでしょうか。
 
そして、開発した教材は、ぜひ学校の「宝」にしてください。
できるだけ共有して教材の「輪」を広げ、だれでも簡単に使えるようにしていくことが、少しでも社会科好きの教師を多くする秘訣だと感じています。
私もそんなネットワークをつくりたいと思っています。
 
 私は、教材を発掘し、教材化していく過程こそが自分の人生を豊かにしていくことの一つではないのかと思っています。
こういう私は、実は社会科が好きではありませんでした。
今は大好きです。
そうなった理由は、このような教材発掘・教材化のおもしろさを発見できたからかもしれません。
そして何より、教材化することおもしろさの醍醐味は、子どもの反応の変化です。
子どもたちは、教師が独自で開発した教材にのめり込むことが多いです。
おもしろがっている人に感化されて子どももおもしろがるからでしょうか。
そういうおもしろがっている子どもの姿を見るのが最高です。
だから教材化への道は止められません。