子どもが自分の個性を生かし、伸ばすためには、自分自身を理解する必要があります。
「自分は何がしたいのか、どのようにしたいのか、どう評価したいのか」を自分で決定し、学習を進めることが重要です。
評価は、「個人内絶対評価」を基本とし、教師の評価を副次的なものとするべきです。
ただ、教師は、子どもが行った自己評価に対する評価を行い、その妥当性を明示するべきです。
それをくり返すことで、子どもの自己評価の質と妥当性も向上すると考えられます。評価に直結する、目標設定の際にも助言するべきです。
もちろん最終的な決定は子どもに委ねます。
子ども達が「自己評価」をすることによって、学習を自分のもの、自分のこととして自覚させることができます。
形態だけを考えるのではなく、「個の自己評価力を高めること」「自己評価に対する評価を教師が行うこと」。
これが自律的に学ぶ子ども達を育てるポイントとなります。