生活科の授業をしている時、子どもが活動に没頭している時があります。
例えばおもちゃ作りをしているシーン。
Aさんは、飛び跳ねるおもちゃを作りたいのです。
でも、なかなかうまくつくることができません。
紙コップに輪ゴムを何度もつけ直してうまく跳ぶように調整しようとしています。
それでもなかなかうまく跳びません。
首をかしげながら試しています。
僕は「どうするんだろうなー」とその様子をずっと見ています。
その時に子どもは色々と考え、迷いながら活動しています。
ふと、僕の顔を見る瞬間があります。僕はにこっと微笑むだけ。
Aさんもにこっとほほえんで、活動を続けます。
子どもは実は「これでいいのか」「こういう風で大丈夫なのか」常に心配していると思います。そこに教師がいることで安心材料になる存在でありたいものです。
子どもが、「ああ、それでいいんだな」と感じてくれる存在に。
少し視線がふれ合うだけですが、そこにいること、見ること、見続けることの大切さを教えてくれのも、やはり子ども達です。