社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1352 問題発見力

「おもろいもの」を探すというよりも、見つけたどんなものも「おもろい」と感じられるような感性が大切かな。

ふだん見過ごしてしまうようなこと、当たり前に思えることの中にこそ、「問いの種」はひそんでいます。
自分の視点やまなざし次第で、どんなものも問いのタネに変えてしまえる、そんな柔らかい発見の目を持っているかどうか。
たとえば、いつも通っている道の街灯の高さ、コンビニの並び方、ゴミ収集車が来るタイミング…そうした日常にこそ「問いの種」は転がっていて、それに気づけるかどうかは、目のつけどころと好奇心のあり方にかかっているか。
「問題を見つける力」とは、特別な知識よりも、「なんでやろ?」と思えるまなざしをどれだけ持てるか、ということなのかもしれません。

こんな「眼」と「芽」を、入門期からていねいに育てていきたいものです。
いや、むしろ、子どもたちがこれまでの暮らしの中で育んできたまなざしに、そっと磨きをかけていくような、そんな営みなのかもしれません。